トウモロコシの育て方 トウモロコシの
育て方

メモ

トウモロコシ・・・イネ科
原産地:中南米(諸説あり)

1.トウモロコシとは

トウモロコシとはイネ科の1年草で、中南米の原産ですが諸説色々あり、定かではありません。
アメリカ先住民族の頃には多くの品種がつくられており、日本には江戸時代以前に伝えられ、明治以降多くの品種が導入されました。
温暖な気候を好み、甘みのある甘味種、ポップコーンなどに使用する爆裂種、家畜の飼料として作られる馬歯種、モチモチとした食感のモチ種などがあります。

2.栽培のポイント

温暖な気候を好み、春まきの場合には低温で発芽不良を起こしやすく、注意が必要です。
早まきを行う時には必ずトンネルやマルチを使用し、発芽に必要な温度を確保してください。
極端な乾燥と高温は生育に大きく影響します。必要であれば灌水を行ってください。
トウモロコシの花粉は風媒花で300m程度まで飛ぶことがあります。
飼料用のトウモロコシや種類の違うものを作る時には花粉が混ざらないように注意してください。

3.発芽適温・生育適温

発芽適温 20~30℃
生育適温 20~30℃
土壌適応性 ph5.5~7.5
輪作年限 1~2年

4.栽培暦

5.作業内容

1. 畑の準備

植え付けの2週間前位に堆肥と石灰、油粕・化成肥料等を散布し、よく深耕しておきます。
肥料は根を作るために堆肥を十分に混ぜ込んでください。

2. タネまき

ポットやセルトレイにタネまき用の培土を入れ、湿らせた後1粒タネをまきます。

 

直播の場合は、70cm幅で30cm間隔の植え穴が開いているマルチを敷き、
1穴に2~3粒蒔きます。 発芽後は1本に間引きを行います。

3. 管理

発芽後、本葉が2~3枚で定植します。
老化苗の定植は避けてください。

本葉が7~8枚程度になったらマルチを剥がし、追肥を行ってから土寄せを行います。

地際から伸びる脇芽は取らずにそのまま伸ばしますが、何本も伸びてきたら2本程度に整理してください。



雄穂が出る頃に2回目の追肥を行ってください。
雄花が出てきたころと絹糸が出る頃が薬剤の散布適期になります。登録の農薬を散布してください。

花粉が落ち切ったのを確認してから雄穂を切り取ると害虫の被害が少なくなります。

4. 収穫

開花から約3週間後、絹糸が茶色になった頃が収穫の時期になります。 必ず先端まで粒が入っているか確認してから収穫してください。

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