枝豆の育て方 枝豆の育て方


メモ

枝豆・・・マメ科

原産地:中国東北部

枝豆とは

枝豆とはマメ科の1年草で、大豆を未熟な状態で収穫するものを言います。
中国東北部が原産とされていて、日本にはかなり前に朝鮮半島より伝わりました。
枝豆は西日本より東日本で多く作られていて、夏から秋にかけての重要な野菜になっています。
栄養も豊富でタンパク質やビタミンA・Cを多く含んだ栄養食品になります。
肌色のタネの普通種、甘みの強い茶豆、黒豆などの種類があります。

栽培のポイント

トンネルやハウスを利用した早春からの栽培に適した極早生種から秋に収穫する晩生種まで色々な品種があります。晩生種の早まきは着莢不良を起こしますので、早まきを避け、適期まきを行ってください。
低温下では発芽不良を起こしやすく、早春から春まきにおいては地温確保が必要になります。
土質をあまり選ばず栽培しやすいですが、根粒菌が着生するので多肥栽培は着莢不良の原因になります。

発芽適温・生育適温

発芽適温 25~30℃
生育適温 20~25℃
土壌適応性 ph5.5~6.5
輪作年限 1~2年

栽培暦

栽培暦

作業内容

1. 畑の準備

植え付けの2週間前位に堆肥と石灰、油粕・化成肥料等を散布し、よく深耕しておきます。
肥料は根を作るために堆肥を十分に混ぜ込んでください。

2. タネまき

タネまき

タネまきはセルトレイやポットやセルトレイにタネまき用の培土を入れ、湿らせた後タネをまき土をかけたら上から軽く手で押さえます。
タネまき後は2日は灌水しません。

タネまき

直播の場合は、25~30cm間隔に2~3粒タネをまき、発芽後1本に間引きをします。

3. 管理

管理

移植栽培では本葉が1~2枚で定植を行い、老化苗の定植は極力避けてください。

管理

本葉が5枚程度で土寄せを行うと倒伏防止になりますが、マルチ栽培では倒伏防止に周りをひもなどで囲うと良いでしょう。
生育状態を見ながら追肥を行いますが与え過ぎには注意してください。

管理

開花後の乾燥は落花や着莢不良を起こす時があります。子実が大きくなる時に乾燥するようならば灌水を行ってください。

4. 収穫

収穫

十分に子実が膨れたら収穫の時期になります。

根粒菌

根粒菌

病気ではありません。
根粒菌といって枝豆に有益な菌で空気中の窒素を吸着させて栄養にしてくれています。

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