メモ
レタス・・・キク科
原産地:中近東内陸部周辺
キク科に属し、原産地は中近東内陸部周辺で変種が多くあります。古くから栽培されており、葉や茎は白い乳状の液を出すために”チチクサ”や”チシャ”とも呼ばれ、苦みのあるものがあります。
結球する玉レタス、半結球するコスレタス、結球しないリーフレタス、茎が伸びる茎レタスに分かれます。玉レタスは”クリスプヘッド”と”バターヘッド”に分かれ、通常の玉レタスとサラダ菜になります。
コスレタスはあまり見かけることはありませんが、リーフレタスはサニーレタスになります。茎レタスもあまり流通していませんが、加工品として”山クラゲ”として見かけることがあります。
冷涼な気候を好み、耐暑性はあまりありません。高温で花芽を作り抽苔しますので、高温期の栽培は避けた方が無難です。
レタスはほうれん草に次いで酸性土壌に弱い野菜になります。ほうれん草と同様に適正な酸度に調整し作付を行ってください。
それと、生理・生育障害が起きやすいので極端な乾燥や過湿、多施肥にならないよう注意してください。
発芽適温 | 15~20℃ |
---|---|
生育適温 | 15~20℃ | 土壌適応性 | ph6.5~7.0 |
輪作年限 | 1~2年 |
植え付けの2週間前位に堆肥と石灰、油粕等を散布し、よく深耕しておきます。
肥料は根を作るために堆肥を十分に混ぜ込んでください。
排水の悪い畑では、高畝してタネまきを行います。
春まきを行う時には透明マルチを使用し地温を上げるようにしてください。
結球レタスの場合、連結ポットやセルトレイにタネまき用培土を入れ、土を湿らせてから1ヶ所にタネを3~5粒まきます。
覆土はタネがかくれる程度薄くし、軽く上から押さえます。本葉が2~3枚になったら2本に間引きを行います。
リーフレタスは、結球レタスと同様に苗を仕立て移植することもできますが、 直播も可能で、マルチを敷いて直接1穴に4~5粒まきをします。穴の間隔は25~30㎝程度のものを使います。
本葉が5~6枚になったら定植し、活着したら1本に間引きます。
葉の中央部の葉が巻きはじめたら追肥を与えてください。
直播をしたリーフレタスは、本葉が4~5枚で1~2本に間引きを行い、そのまま大きくします。
結球レタスの場合、上から押して球が固く締まったら収穫の時期になります。
リーフレタスの場合は、20㎝前後になった頃から順次収穫は可能ですが、
外葉を1枚1枚かき取りながら収穫することも可能です。
収穫する時に茎を少し残して収穫をすると残った茎から新芽が伸びてきて、
伸びてきた芽は”ベビーリーフ”として利用することができます。