メモ
カブ・・・アブラナ科
原産地:中央アジア
カブはアブラナ科の変種で、原産地は中央アジア付近と地中海沿岸とする二元説や一元説など色々あります。
冷涼な気候を好み、耐暑性が弱く、根の肥大悪くなったり、病気が多く発生したりします。
栽培する地方によって大きさや形、色など様々な品種があり、食べ方は漬物が一般的で、毛茸のないヨーロッパ系と毛茸のある東洋系に分類されます。
比較的酸性土壌には強いですが、適湿を保つようにしてください。畑が乾燥しますと根の形が縦長になります。
根こぶ病が発生する畑では土壌消毒が必要になり、土壌消毒のほか殺菌剤の散布や石灰窒素の施用、排水が良くなるような土壌改良も有効です。
発芽適温 | 15~20℃ |
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生育適温 | 20~25℃ |
土壌適応性 | PH6.0~7.0 |
輪作年限 | 1年 |
タネ蒔きの2週間前位に堆肥と石灰、油粕等を散布し、よく深耕しておきます。肥料は根を作るために堆肥を十分に混ぜ込んでください。排水の悪い畑では、高畝してタネまきを行います。
春まきを行う時には透明マルチを使用し地温を上げるようにしてください。
高さ10cm、幅90cm程度のベットを作り、20~25cm間隔で棒などを使い蒔き溝を作ります。
タネはまき溝に薄くまき、土をかけ、軽く上から押さえます。
土が乾燥しているようならばたっぷりと水をかけてください。
穴の間隔が15~20cmのマルチを敷き、タネをまいてもよいでしょう。
大カブの場合は、初めから25~30cm間隔に1ヶ所4~5粒まきの点まきを行ってもよいでしょう。
タネが生え揃ったら1回目の間引きを行います。
タネが重なり合っているところを中心に、指1本分程度(約2cm)の間隔に間引きます。
本葉が4~5枚程度になったら指2~3本分程度(約5cm)に間引きます。
さらに本葉が6枚程度になりましたら小カブで10cm程度に、中カブで15~20cm、大カブで25~30cm程度に間引きを行います。
小カブで4~5cm程度、中カブで10cm、大カブで12cm以上になったら収穫をします。