メモ
大根・・・アブラナ科
原産地:中央アジアから地中海沿岸
アブラナ科に属し、原産地については諸説あるが、中央アジアから地中海沿岸にかけてとみられる。
野菜としての栽培の起源は古い。日本には中国から伝わり、各地でいろいろな形状・大きさ・色に発達しました。
特に大きさについては諸外国では見ないほどに大型化しました。
冷涼な気候を好み、秋まき栽培が一般的ですが、春まき栽培や高冷地の夏まき栽培などで大根を一年中見かけることができます。
作付する畑は耕土が深く、排水が良いのが理想ですが、耕土が浅くても高畝したり、聖護院大根などの短根系大根の作付が出来ます。
タネが吸水し、タネが発芽に向けて動き出した頃から12℃以下の低温にあうと花芽が出来てしまいます。
特に低温期の栽培では、晩抽性の品種をマルチを使って作付し、さらに、トンネルをかけて日中のトンネル内の温度を20℃以上にすると抽苔は起きにくくなります。
発芽適温 | 15~30℃ |
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生育適温 | 15~20℃ | 土壌適応性 | ph5.8~6.8 |
輪作年限 | 1年 |
植え付けの2週間前位に堆肥と石灰、油粕等を散布し、よく深耕しておきます。
肥料は根を作るために堆肥を十分に混ぜ込んでください。
排水の悪い畑では、高畝してタネまきを行います。
春まきを行う時には透明マルチを使用し地温を上げるようにしてください。
高さ10㎝程度の畝を作り、株間を25~30㎝、条間60㎝間隔で1ヶ所に3~5粒の点まきを行います。
高さ10㎝、幅90㎝のベットを作り株間25~30㎝、条間60㎝に点まきをしてもよいでしょう。
マルチを使用する時にはマルチ幅が95㎝で2列のもの使用します。
覆土はタネの大きさの2倍程度必要で、土をかけたら軽く鎮圧します。
極端に乾燥していなければ灌水は必要ありません。
発芽後、本葉が2~3枚になった頃、3粒まきは2本に5粒まきは3本に間引きを行います。
間引き後は株元に軽く土寄せを行います。
本葉が5~6枚になったっら1本に間引きを行い、株間に化成肥料を追肥し、土寄せを行います。
秋まきでタネまき後約60日、春まきで80日程度になりましたら収穫が出来ます。
取り遅れますとす入りの原因になりますので注意してください。