※関東以西基準 |
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ローレルとも呼ばれる、地中海沿岸が原産の常緑高木です。 革質で濃い緑の葉を繁らせ、春ごろには小さな黄色い花を咲かせます。地植え・鉢植えどちらでも栽培できます。 生育が早く、暑さ寒さにも比較的強いため、とても育てやすい庭木の一つです。 雌木が結実しますが一般的には出回っておらず、ほとんどの株は雄木です。 昔のギリシャではこの木の枝葉で冠を編み、月桂冠として名誉ある人物に贈られるなどしました。 |
地植えの場合はほぼ不要ですが、植込みから根付くまでの間は土の表面が乾いたら与えるようにします。夏・冬など長期間乾燥状態が続く場合にのみ、数日に一度あげるようにしましょう。 鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。 |
生育が早いため、年に2回ほど緩効性肥料(油粕など)を与えるようにしましょう。夏は8月頃、冬は2月頃に与えます。 また苗を新しく植込む際も、土に緩効性肥料を混ぜ込むようにします。 |
生育力が強く丈夫な木ですので植える場所を選びませんが、水はけの良い場所を選びましょう。明るめの日陰など、直接光が当たらない場所でも元気に成長していきます。そのため他の庭木が植えにくいような場所でも植えることができます。耐寒性は普通で寒さにはある程度耐えますが、東北地方以北などの寒冷地では、冬の乾いた風に当てないようにしましょう。 |
生育旺盛な木ですので、成長が鈍る冬を除き、年間を通して必要な時に刈り込みましょう。直上に成長する性質がありますので、筒状に仕立てやすい木です。樹高が3~6mほどまで成長しますので、場合によっては意識して高さを押さえるように刈り込みます。 枝が込み入った部分は間引いて風通しを良くしておくことで、害虫や病気の発生を予防できます。 |
伸びた根を傷つけやすいため、植え替えや移植を行う際は注意しましょう。作業は5月頃に行います。 |
葉を乾燥させることで香辛料のローリエとして使用できます。生葉は使用できず、また若い葉よりも昨年以前の葉が香辛料として使用するのに適しています。
水洗いして汚れを落とし、平場で乾燥させて刻まずにそのまま使用します。 芳香があり、香りづけ、肉の臭い消しなどの用途で、煮込み料理に使用されることが多いスパイスです。 |
「症状」葉などの表面にススが付いたような汚れが現れます。原因はアブラムシなどの吸汁性害虫の糞です。
「対策」アブラムシ・カイガラムシなど発生源の害虫の駆除で改善されます。すす病の発生はこれらの害虫発生の目印でもあるので、すす病を発見したらこれらの害虫がいないか注意しましょう。
「症状」幹などに発生し吸汁することで樹勢が弱くなります。また、すす病を二次的に発生させます。
「対策」成虫は殻に覆われ薬剤が効きにくいため、5月ごろのふ化直後の幼虫に対してスミチオンなどの薬剤で防除しましょう。また成虫も冬にブラシなどでこすり落としておくことで、春の幼虫の発生を減少させることができます。
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