愛嬌たっぷりかわいいメダカはとても飼いやすく増やすのも簡単。
メダカの事をよく知ってメダカの飼育に挑戦してみよう。
メダカの一生
メダカはふつう1~2年ほどしか生きられません。1年はおよそ右のとおりです。
メダカといってもその種類は豊富で100種類以上のなかまがいます。
ここではペットショップやホームセンターなどで購入できる一般的なメダカを紹介します。
童謡“めだかの学校”の主人公でもある、もっとも一般的なメダカ。北海道をのぞく日本各地の川や池にいます。
ペットショップなどではおなじみのメダカ。品種改良されて生まれた、黄色~オレンジ色の体色がかわいい。
黒メダカよりすこし青い体色をしているメダカ。外見は黒メダカとほぼおなじ。
成長とともに赤みが強くなる濃いオレンジ色のメダカ。お腹の下と尾びれの上下は朱色になる。
大きな背びれと尻びれ、菱形の尾びれが特徴。つやのある銀色の背中から、この名前がつきました。
全身が白く清楚な美しさで人気のあるメダカ。原種同様に大きくなる傾向がある。
①カラーぷちサンドや砂利をお米をとぐように洗い、水槽など飼育容器の底にしきましょう。(洗わない砂「ソイル」も市販されています)
②水道水には消毒のための塩素が入っていて、メダカにはとても有害です。カルキ抜きで塩素を中和してから水槽にいれましょう。
③石や、流木を使ってレイアウトしましょう。メダカも何もない水槽よりも、おちつく場所が増えて喜びます。
④フィルターやエアーポンプをセットして水槽の水が澄んできたら、いよいよメダカをいれます。いれすぎには注意しましょう。
メダカ鉢でメダカを飼育しよう。
写真のようなメダカ鉢でメダカを飼育することもできます。観葉植物や水草などたくさん植えれば、フィルターやエアーポンプを使わなくても飼育を楽しめます。
エアーポンプで酸素を送ると水中で生活するメダカの呼吸を助けます。また、水が腐敗するのをふせぎ、砂利の表面などに住みついたろ過バクテリアが活性化します。
照明をつけて昼夜の区別をつけてあげたほうが、メダカも元気になります。また水草の育成にも照明は欠かせません。
フィルターには、ろ過バクテリアが自然発生し、メダカのフンやエサの食べ残しなどの汚れを分解してキレイな水に戻します。
水草はかくれ場所や寝床になったり、メダカがたまごを産みつけたりします。また光合成によって酸素を出したり、根から有機物を吸収し水の浄化を助けるので、できるだけ多めの水草を植えましょう。
水槽の水換えについて
1週間に1回、水槽の1/3位の水を換えます。交換する水はカルキ抜きをした水を使いましょう。
飼育をはじめて1ヶ月たつまでは、水を浄化するろ過バクテリアがまだいませんので、特に注意して水を換えましょう。
エサの与えかた
1日に2~3回、数分で食べきれる位の量を与えます。
食べ残しは水を汚すので与えすぎには注意しましょう。
食べ終わるまで観察できれば、なおよいでしょう。
春から夏にかけてメダカが産卵します。でも水槽内ではせっかく孵化した赤ちゃんメダカが、親に食べられてしまうことも多いので、生まれたメダカを殖やすためには複数の水槽を用意します。
たまごを産んだら
①たまごを産みつけた水草ごと別の容器にうつします。
②10日ほどでふ化するので稚魚用飼料を1日2、3回、少しずつ与えます。
③親の半分の大きさになったら水槽にもどします。
メダカ水槽のおすすめの水草
メダカの産卵には水草は不可欠。育成も簡単でメダカも大好きな水草を紹介します。
カボンバ
金魚草として有名。産卵床としての相性もよい。
アナカリス
カボンバと同じく金魚草としてもポピュラー。
南米ウィローモス
流木や石に巻きつけて使用、自然な雰囲気を出せます。
情報提供:株式会社キョーリン