ワンちゃんの体や健康は年齢毎に変化していきます。 ここではライフステージを三期に分け、体の変化と気を付けたい事をみていきましょう。 |
ワンちゃんの成長期は、生後3ヵ月~1歳頃にあたります。 子犬がご家庭に来るのも、ちょうどこの時期ではないでしょうか。 歩く姿は“よちよち”でまるまるとした体型から、筋肉が発達しひきしまった体型へと急速に成長します。 2、3ヵ月前の写真を見返すとその成長ぶりにビックリするということもあるのでは・・・。 |
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幼犬期は、骨格や筋肉、内臓などのからだの組織が急速に発達しますので、成犬と比べると約2倍ものカロリーが必要だといわれています。 しかし、単純に2倍の量の食事を与えればいいというわけではありません。 この時期は、まだ胃や腸などの消化機能が成長途中にあるため、一度に大量のフードを消化することができないんです。 ですから、『幼犬(パピー)用』など、栄養価の高いフードを選んで与える必要があります。 胃が小さい6ヵ月頃までは、食事を与える回数についても気を配る必要があります。 一日に必要な摂取量を3~4回程度に分けて少量ずつ与えましょう。 そして、6ヵ月を過ぎたころからは、一日朝晩の2回程度で与えるようにしても大丈夫です。 犬種によってもワンちゃんの成長は異なりますが、からだの基礎をつくる最も大切な時期です。 子犬の成長に合わせたフードが販売されていますので、ワンちゃんに合ったフードをお選びください。 |
1歳時頃の体型を覚えておきましょう。 成犬としてのカラダが整う目安は、小型の犬で1歳頃、大型の犬で1歳半頃だと考えられています。 つい、赤ちゃん気分で接してしまったりするのですが 中身はじゅうぶんにオトナ、だったりするんですね。 この愛らしい外見がクセもので、つい甘やかして食べ物を与えてしまう…という声も多いです。 成犬期を向かえるこの頃には、犬種や個体ごとの体格差も顕著になってきます。 あなたのワンちゃんは、太りすぎてはいませんか? |
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ワンちゃんの食欲は果てしなく旺盛だ、という認識のもと「食」に関する管理を徹底してみてください。 人間が減量をしようとする場合は、「食事」と同等に「運動」を重視します。 ワンちゃんの場合は、「食事」の方を重視することをおすすめします。 ワンちゃんの運動量の把握やコントロールは、なかなかに難しいんです。 (過剰な程爆走して無茶をしたり、飼い主さんの後についていこうと無理をしたりする事も多いからです。) 当たり前のことなんですが、 『フードは計量して与える』 『家族全員で給与量を守る』 といった基本的なルールが、最も重要になってきます。 体型を管理するひとつの方法としては、小型のワンちゃんで1歳頃、大型のワンちゃんで1歳半頃の体型を覚えておくといいでしょう。 犬種差や個体差などがある為全てに該当するわけではありませんが、理想体型を把握する為の、ひとつの指標として役立つかと思います。 |
<老犬のケア>
一般的に犬の高齢期は、7歳頃から始まるといわれています。 この頃から徐々に老化が始まり、からだに変化がみられるようになります。 飼い主さんがその変化により早く気付き、ケアしてあげることが大切なのです。 高齢期に入るとどうしても運動量が減少し、エネルギーの消費量が落ちてきます。 今までと同じカロリーの食事を与え続けていては、肥満になり、からだにいろいろな弊害がでてきます。 低カロリーで消化吸収のよい高齢犬用フードに切り替えていきましょう。 また、歯や歯ぐきも弱ってくるので、硬いものより、やわらかめのフードを与えるなどの工夫も必要です。 |
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散歩を嫌がる場合は無理せず、体調のよい日を選んでワンちゃんのペースで出かけるようにしましょう。 ・段差のコースを避ける。 ・アスファルトよりなるべく土の道を歩かせる。 などなど、細かな配慮も忘れずに!! もちろん、 飼い主さんがワンちゃんの変化に気付いてあげることも大事ですが、目に見えない病気だってあります。 半年に1回程度、定期的な検査を受けられることをオススメします! |
情報提供:ドギーマンハヤシ株式会社
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