多肉植物の育て方 多肉植物の育て方

多肉植物の育て方

多肉植物にも色々あります。
春から秋が生長期で冬休眠する夏型、秋から冬、そして梅雨前まで生長して、夏に休眠する冬型。
そして、真夏と真冬に半休眠する春秋型など。
それぞれの多肉植物の性質に合わせて、管理する必要があります。
どのタイプにも言えることは、休眠期に水を控えること。
夏型のものは生長期に長雨があって、鉢の土がしめったままになると、根ぐされの原因になるので気をつけます。
また、冬型のものは高温多湿を嫌うので、夏は風通しの良い北側の半日陰などで、管理します。
そして、春秋型は真夏の真冬は水やりを控えめに管理します。

原産地は乾燥地帯が多く、用土の過湿に弱いため、水のやり過ぎに注意すること。
生長期には、土が完全に乾いたのを確認してから。
また、休眠期は水やりを控えましょう。
中には完全に水を断ったほうが良いものもありますが、少しは水が必要なものもあります。
寄せ植えなどにする場合は、同じタイプのものを合わせて使うようにしましょう。

多肉植物のはなし

多様なフォルムと色、テクスチャーで人気の多肉植物。
砂漠や海辺の乾燥地帯などに多く見られる葉や茎、または根の中などに、水分を蓄える植物のことを多肉植物と呼びます。
乾いた環境に適応するため、水の消費を少なくし、肉厚な茎や葉をもっているのが特徴です。

植物全体が多肉化するのはベンケイソウ科など、葉が多肉化するのはリュウゼツラン科など。
そして、茎が多肉化するのが、サボテンやトウダイグサなどです。
園芸業界では、多種にわたるサボテン植物と、多肉植物を分けて呼ばれていることが多いようですね。

多種多様なフォルムや色を楽しめること、水やりの回数が少なくてよいこと、葉挿しができるため、一度にたくさん増やすことができるなどの利点があります。

多肉を使ったタブローの作り方

多肉を使ったタブローの作り方

タブローとは、フランス語でTableau(絵画)のこと。
園芸でタブローというと、絵のように植物を植え込んでウェルカムボードや表札、ウォールハンギングとして飾るものを指します。
ピクチャーフレームや、杉板などに多肉植物でアートをつくってみませんか?簡単な壁掛けの作り方をご紹介しましょう。色や形の違う多肉植物をあわせて自分だけの作品を作って楽しみましょう。

材料

多肉植物の挿し穂数種類(苗でもよいが、手持ちの多肉植物が伸びていたらその切り戻した材料などでも可。根が出るのに少し時間がかかるだけで、同じように作れます)
杉などの板釘と麻紐(ウォールなどにかけるため)、チキンネット(金網) タッカーミズゴケ用土(普通の園芸用土に、根ぐされ防止剤や砂を混ぜたものでよい)、割り箸

  • 板の上下を決めて、真ん中より少し下のところに、中心が来るように考え、上部に釘を2箇所打って麻紐でかけるところを作っておきます。
  • チキンネットを丸く切り、真ん中にくぼみを作ります。周りは平らにして、後から板にとめやすいようにしておきます。
  • 水につけて戻したミズゴケを軽く絞って網の中に敷き詰め、用土を入れてミズゴケでフタをします。
  • 出来上がったものを板に、タッカーで数箇所とめてゆきます。
  • 割り箸で穴をあけて多肉植物を差し込み、回りにミズゴケで固定するようなつもりで割り箸で押さえます。
    このようにして多肉植物を植えてゆきます。
  • 大き目の素材は丸の中心に近く、また小さなものは円周に近いほうに植えます。
    植える時には、外へ向かって挿してゆくようにすると、用土のなかに満遍なく収まります。
  • 植え終わったら、しばらくはこの状態で水をやらずに管理して落ち着かせます。
    十分養生したあとで、日当たり良く、風通しの良い場所にかけて楽しみます。

関連ページ