グリーンカーテンとは緑のカーテンとも呼ばれ、つる性の植物を窓際でカーテンのように育てる事で、直射日光を和らげて部屋の温度を下げる効果があります。また植物の間を通り抜けた空気が冷やされることで、部屋に入り込む空気を冷やす効果もあり、年々上昇する気温と電気代を節約する効果が期待できます。
初心者に特におすすめの植物がゴーヤです。比較的管理が簡単で成長も早く、虫や病気にも強いゴーヤは初めてのグリーンカーテンでも挑戦しやすいです。実がなれば食べることもできるので、野菜を育ててみたい人にもおすすめです。
生育旺盛で暑さにも強いアサリナも非常におすすめです。長期間涼しげな小さいベル上の花をたくさん咲かせます。ただし、誘引をしっかりと行わないと、地面を這うように伸びたり、絡まったりするので注意が必要です。
つる性植物の代表ともいえるキュウリもグリーンカーテンを作ることができます。うまく育てれば、実も収穫できるので、家庭菜園としても楽しめます。ただし、ゴーヤなどに比べると、病気や虫の被害の可能性があるので、丁寧な管理が必要です。
グリーンカーテンを作る為には、植物を栽培する際に必要なプランター、培養土、肥料などに加え、つるを誘引するための支柱やネットなどが必要になります。作るグリーンカーテンの幅から、プランターの個数などを考えるようにしましょう。
深いプランターに鉢底石を敷き、よくならしておきます。
グリーンカーテン用の土もしくは土に専用の肥料を加えた培養土をプランターに入れます。根が張るのでたっぷりと入れましょう。
少し深めに掘り、ポットの土と同じくらいの高さに植え付けます。苗同士が近くなりすぎないよう、45~50cm空けて2本植えます。
最初はネットに届きにくいので、苗の脇に支柱を立てます。この時、根をいためないようにしましょう。こうすることで、ツルが支柱にからまり、大きく伸びます。ビニールタイで輪を作り、緩めに苗と支柱とを結んであげれば倒れる事もなく安心です。
本葉が5~6枚になったら親ヅルの先をちぎります。
親ヅルの先端を止めることで、子ヅルがたくさん成長し、ツルの枝数が増えてカーテンの幅を広げる事ができます。
子ヅルがたくさん出てきたら週に1回程度、方向を修正するときれいなカーテンになります。
肥料は月に2回、追肥としてあげましょう。