適地 | 日当たりが良く、保水性の良い場所。 |
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耐寒性 | 非常に強い。品種により北海道でも栽培可能。 |
耐暑性 | 強い。 |
耐乾性 | 弱いので、水切れに注意。 |
土質 | 弱酸性。 |
受粉樹 | 2品種以上の植え付けで実付きが良くなる。 |
ポポーは病害虫がつきづらく、樹形も整いやすいので、ご家庭で育てるのに非常におすすめの果樹になります。マンゴーのような見た目ですが、品種によっては寒さに非常に強いためほぼ日本全国での栽培が可能です。
約直径50cm×深さ50cmの穴を掘り、掘った土の半分に土:油かす:牛糞堆肥=2:1:1の割合で混ぜ穴に戻します。その上に根土を崩さないように苗木を植え付けて、残りの土をかけ、たっぷりと水をやります。
※枝が柔らかいので、強い風が当たる場所は避けるようにしましょう。
湿ったやや粘土質の土壌を好みます。植え付け場所を選べば水やりは不要です。夏場の高温が続く場合や幼苗のうちは、わらなどを敷いて乾燥から保護すると良いでしょう。施肥の目安として、12~1月に有機質肥料を、3月と9月に化成肥料を与えます。
幼木のうちは成長が遅いので剪定は不要ですが、3年ほどで急に樹勢が強くなります。主幹から3~4本の主枝がバランスよく伸びるように樹形を整え、樹高3m程度で主幹を切ります。花芽が前年枝の中ほど(短い枝では先端)に着くので、開花・結実するようになったら枝先を切るのは控え、込み合った部分や枯れ枝、徒長枝を付け根から間引く程度にします。落葉後芽出し前の12~3月が適期です。
直径18~20㎝の鉢に赤玉土6、腐葉土3、川砂1の割合に配合した土を入れて植え付けます。水やりは土の表面が乾きかけたら行います。夏場は水切れさせないように注意が必要です。肥料は生育期に2か月に1回、感光性肥料を与えます。
花は4~5月に咲きます。1つの花におしべとめしべを備えた両性花ですが、熟期が異なりおしべが先に熟します。その為1本で受粉が可能な品種でも、人工授粉を行った方が着果が良くなります。花が緑色から赤褐色に変わったら、中心にあるめしべに別の花から花粉を付けます。
完熟すると自然に落果しますが、地面に落ちて痛まないように皮が黄色味を帯びたら収穫するようにします。数日追熟させ、香りが強くなったら食べ頃です。
食べごろに熟したポポーの果肉はとても柔らかく、ねっとりとしているので ナイフで切ったものをスプーンで果肉をすくって食べると美味しいです。
ポポーをピューレにしてシャーベットやアイスクリームを作ると淡い色合いで 香りもあり美味しいものが造れます。
ポポーの果肉とヨーグルトに氷を加えてミキサーにかけ、 スムージーにして飲むととても美味しいです。