ガーデナー訪問記
第1回 石塚熙子 さん
(新潟県南蒲原郡、PN:すまいるモモちゃん)

みなさんこんにちは、コンテスト事務局です。
ガーデニングコンテストに入賞する人ってどんな人なんだろう?そんなことを、ふと考えたことはありませんか?そこで、コンテスト事務局では「お客様訪問記」をこれから掲載していきます。入賞歴のあるお客様を訪ねて普段のガーデニングをちょっとのぞかせてもらおう、というわけです。
入賞ガーデナーの素顔に迫ります。

第1回目は、新潟県南蒲原郡の石塚さん。「すまいるモモちゃん」のペンネームでガーデニングコンテストには第2回(2001年春)から参加されています。
第2回では優秀賞、第5回ではアクステル賞に輝いた経歴をお持ちの方です。

ガーデニング専用の別荘(?)があった!

石塚さんのお庭は、目の前に越後平野が広がる静かな住宅街の一角にありました。現在は市役所を定年退職されたばかりのご主人と2人暮しです。「熱心なのは私で、主人はもっぱらスポンサーなんです」と笑うのは熙子さん。

石塚家では2年ほど前に、数百メートル離れた場所から今の自宅に引っ越しをしました。引越し後、以前に住んでいた土地に建っていた旧自宅を取り壊し、小さな小屋とお庭、畑を作られたそうです。現在は現自宅と旧自宅のお庭を行ったり来たりして、花の世話をするのが日課となっているとのこと。
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漬物カメも立派な素材にしちゃいます

こちらは旧自宅の敷地。庭仕事の休憩に使っているという小屋が建っています。訪問した時はまだ4月初めということもあり、庭が花いっぱいという状態ではありませんでした。でも、レンガで造られたアプローチや手製のプレート、バラのアーチなどは手作りガーデンの雰囲気が伝わります。

シーズンになると「庭の間取り」をこまめに変更し、楽しんでいるという石塚さん。コンテスト応募時の写真と照らし合わせてみると、当時は石を敷いていたアプローチの部分も今では砂利敷きになるなど、変わっているようです。冬が終わったばかりなのに、とてもよくメンテナンスされていますね〜。

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    石塚さんの隣の木はユーカリ。2年前に近所のコメリで購入された苗が、グングン育ってもうこんなに立派になってしまったとか。

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    「知り合いの漬け物屋さんからいただいたカメを加工して作りました。口の部分をカットして、夏は水生植物を育てています。」味のあるデザインは、本物の素材からの転用ならでは。


きっかけは地元紙への掲載

もともと花が大好きという石塚さん。引っ越す以前からガーデニングはされていたのですが、当時メインとなっていたのは鉢植えやコンテナガーデン。ところが2001年の春、自宅の庭が地元新聞のガーデニング特集に掲載されてから、庭造りにどんどん熱が入って行ったようです。

以来、レンガや枕木といった園芸資材も庭にあわせて買い揃え、夏は朝4時(!)に起きて庭のお手入れをするまでに。


アートフラワー、パッチワーク・・・器用な手の持ち主

新潟の冬は雪が積もるから、戸外のガーデニングはシーズンオフになります。
石塚さんのオフは『アートフラワー』。初めこそ教室に通ったものの、ほとんどは独学で学んで今では一流クラスの腕前。「アートフラワーは花をとにかく見ることが大事。本物の花の手入れで得たものがここで生きます。」という言葉はまさにそのとおりです。

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ほかにも、パッチワークキルトやカントリー人形、絵手紙からお菓子作りまで幅広く手がける本当に器用な手の持ち主!どれもオリジナルのセンスがぎゅっと詰め込まれた素敵な作品ばかりです。

石塚さんが好きなのは自然の木や枝。これらの素材を上手にガーデニングに活かすのが石塚流。「切り株の表面をくり抜いた鉢」のような力作から、プランターの周囲を木の皮で囲っただけのアイデア品までが玄関前に並びます。

石塚さん、
これからもコンテストの参加をお待ちしてますよ。


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