Fumikoの季節の植物たち

2004/03

サンセベリア・トリファスキアタ (Sansevieria trifasciata cv. Laurentii)
画像トラノオとかフクリンチトセランとも呼ばれる、このリュウゼツラン科の常緑多年生多肉植物は、古典的な観葉植物ですが、最近ではマイナスイオンを発生することで、活性酸素の抑制とか空気の浄化などが期待されて一躍注目を浴びていますね。英国ではマザーインロウズタング、つまりお姑さんの舌(!)というスゴい俗名があります。成長が遅く、植え替えや株分けは2〜3年に1度6月ごろ行います。丈夫で乾燥にも強いのですが、水やりがポイント。夏場は土が乾いたら、また春・秋の場合、土の表面が乾いているのを確認してから2〜3日後に水やりを。また冬場、室温が10℃以下になるような場所で管理するときは水を一切あげないで、つまり休眠状態にさせて冬越しをし、暖かくなってから少しずつ水をあげるようにします。ところで植物が人間の言葉を理解するという話を信じますか?このサンセべリアは特に良く理解するそうですよ。話しかけてみてくださいね。




サクラ (prunus)
画像バラ科サクラ属のこの花は日本人の心と特別な結びつきがありますね。日本には約300種ほどが分布しているといわれますが、大きく分けるとヤマザクラ、マメザクラ、チョウジザクラ、エドヒガン、カンヒザクラ、ミヤマザクラなどの群となります。カンヒザクラはいち早く花を咲かせることで知られていますね。そのほか園芸種もたくさん出ていますし、また樹形も半球形や逆傘形、そして枝垂れといって枝が下方に垂れ下がる優雅な姿の樹形もあります。でもこの枝垂れ樹形、サクラの場合はジベレリンの欠乏で起こると聞いたことがありますよ。サクラの花言葉は精神の美しさ。サクラのように心美しく生きたいものだと思います。ちなみに2年前もらってきたうちの猫ちゃんは「さくら」という名前。「精神の美しさをいつも意識していなさい」っていうメッセージを持って私のところに来てくれたのかもしれませんね。

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