Stuartの
ガーデン写真撮影時のテクニック

ライティング - 自然光

自然の光の中で良い写真を撮るには

光の使い方は、前回までにお話した構成の技術と同じように大切な要素です。
ガーデンの写真を撮るときは、通常、自然の光の中でだと思いますが、往々にして日中の太陽が上にある一番光が強いときになりがちです。
通常良い写真が撮れるのは、朝早く、または夕方だといわれています。



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朝日がガーデンとウォールに射し込まれています。


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日の光が影の中にあるウォールに穏やかに投げかけられています。


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日が暮れると影が濃くなり、日陰の部分がより暗くなります。


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太陽が低い位置にあるときは、長い影ができますね。光の色合いが変わることで、庭の色がより鮮やかで、雰囲気のある写真を撮ることができます。


必ずしも日が照っている必要はありません。ソフトな雰囲気の、パステルカラーの花などは曇っている日のほうがよく撮れます。

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近くによって見ると、日の光が強すぎていくつかの花色を消してしまっていることがわかると思います。


雨上がりには植物もリフレッシュします。また花びらや葉の上の雨粒もムードを加えてくれますね。

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ガーデンの写真を撮るのに、これはダメという天候はありません。最悪と思われるような日でも、意外とドラマティックな写真が撮れたりします。
園路やウォールなどは濡れているときに逆に色鮮やかな姿を見せてくれるものです。


なるべく日中を避けて、タイミングよく良い光のときに面白い写真を撮るようにしましょう。ここでは、ウィンドウグリルの長い影が、写真を面白いものにしています。

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パーフェクトなタイミング

時間に余裕がなくて、良い写真を撮るための光を待っていられないかもしれませんが、パーフェクトなタイミングとは・・・

  • 太陽の光が斜めに射してくる、午後遅い時間まで待ってみると、質感をより強調する写真が撮れる。
  • 水の反射を捉えたいときは静かな日まで待つ。
  • ロマンティックな写真を撮るには、午後遅い時間の暖かな光を利用する。
  • ファインダーをのぞいて、いまひとつ満足できないときは、撮る時間帯を変えたらどうかを検討する。

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