バラは剪定・誘引の季節

寒い時期ですが、バラはこの時期の作業がとても大切です。
お花を美しく咲かせることだけでなく、健康な株を保つという意味でも必要なことなのです。
混みあった枝を整理して風通しや日当たりをよくし、丈夫な株をつくることで病害虫の発生も少なくなるので、是非挑戦してみてください。

つるバラの場合は剪定と同時にどんな風に咲かせたいかを想像しながら誘引してゆきます。
植物には頂芽優勢といって、上へ上へと伸びる性質があり、バラも放っておくと、先端の方ばかりが咲くようになってしまいます。

それぞれの枝の勢いを見ながら、花を咲かせたい場所に枝を誘引します。
つるバラでも種類によって剪定方法などが変わりますが一般的な剪定誘引は以下のように行います。

アーチに誘引

【関連情報】
HowTo☆なび (動画でのHowTo) 『バラの仕立て方』

HowTo情報 『バラの仕立て方』



剪定誘引手順

壁に這わせたワイヤーに綺麗に剪定誘引されたバラ

昨年誘引していた枝をはずす。

ついている葉も取る。病気の葉などは取り除き、土の上に残さないよう気をつける。
病害虫を次の花の時期まで持ち越さないよう、落ち葉なども取り除く。

新しく伸びたシュート、絡み合った枝などを丁寧にほどく。

そのとき、古くなって樹勢のなくなったもの、病気の枝葉、枯死した枝、重なり合う枝、細すぎる枝などを切る。

誘引した時に真下に出ている枝、壁のほうに出ている枝は切る。

強すぎるシュートを残したい時には平行または斜めに倒して樹勢を落とし、ほかの枝にも勢いがでるようにする。

全体に平行から、斜め45度くらいに誘引して、アーチまたは誘引用のワイヤーなどに枝を紐やビニタイで止めてゆき、先端は切る。

咲かせたい位置を考えて、それよりも低くおさめるようにする。
剪定時に丁度よい高さだと、咲いたときは更に上のほうになるので注意する。

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