和洋どちらでもできるミニガーデン:コンテナでミニチュアの庭の世界をつくってみよう

小さなコンテナに、景色をつくる盆栽の世界を、応用して庭や風景を創ってみるのも楽しいと思いませんか?お子様がいらっしゃる方は、お子様と相談しながら、夢の庭を作るのもいいですね。デザインするのも楽しいし、つくる過程が楽しめます。
また植物を使いますので作ったあともコンテナガーデンとして長く楽しめます。
ミニチュアガーデンを作るのは意外と簡単。一本の苗木や花苗を大きな樹木や潅木に見立てて、そこから景色を作ってゆけばよいのです。身近にある材料を使い、手作りが難しければミニチュアのグッズなどを利用してもいいでしょう。

想像力を駆使して自分ワールドを創って見ませんか?

材料

  1. 容器はどんなものでもOKです。
    少し大きめな丸や角型のコンテナ、長形のシードトレイなど、水抜きの穴や底がメッシュになているものを。
    和の雰囲気の陶製の鉢なら和の雰囲気をうまく出せるでしょうし、テラコッタ(素焼き)なら和でも洋でも合いそうですね。
  2. メインになる植物は木のように見えるコニファー苗やミニ観葉、雑木の苗やハーブ苗など1株から3株と、潅木のように見えるもの、グランドカバーになるようなコケや葉の小さな植物をいくつか。
    園芸用土と、砂(踏み石や、石貼りのパティオなどの下地に使います)。
  3. 庭の構造部分は身の回りにあるいろんなものが、利用できます。
    瓦の石や欠けたお皿、割り箸や楊枝、枯れ枝、麻紐、クラフト用針金などなど。
    枯れ山水のようなものから、ブランコやローズアーチのある洋庭まで、まずは作りたいイメージを考え、材料を工夫します。紙の上に簡単なラインでデザインを描いてみると、より作りたいものがはっきりわかるかもしれませんね。
    想像力を駆使して、小さな妖精になったつもりで材料を選んでみましょう。

作り方

  • ① まずはデザインを考えます。どんなものを庭や景色の中に入れたいでしょうか?
    なだらかな緑の丘に大きな木が一本ある景色ですか?
    それとも心地よい風を浴びながら昼寝できるハンモックのある自分の庭でしょうか?
    欲しいものをリストアップして、それを紙に描いて大体の位置を決めるのもいいですね。
    池はどうでしょうか? ベンチは必要ですか? 楽しんで考えましょう。
  • ② デザインが決まったら、容器に7から8分目くらい園芸用土を入れます。
    もし浅い容器で深さが無い場合、容器の底部分にミズゴケなど保水性のあるものを敷き詰めておくとよいでしょう。もし小高い丘や、築山のような場所、または小川などがある場合はおよその場所の高低をある程度土を寄せたりどけたりしてみましょう。
  • ③ 本物の庭なら、園路やパティオ、デッキなどを先に作るのですが、ここでは先にメインツリーや潅木用植物を植えるようにします。この順番が逆になると、せっかく作った庭にあとから植物を植えることで園路やフェンスが壊れたり汚れたりするので、先に植物を植えてくださいね。
    コケなどは仕上げまでとっておきます。
  • ④ 園路や踏み石、パティオなど石や木などの固いものを乗せるとき、用土の上ではぐらぐらしてしまいます。しっかりとした下地のために、用土を平らにして押さえ、その上に砂を1〜2cmくらい敷き、その上に砂利や石なら比較的平らなものを選んで敷いてゆきます。本当に水をためる池の場合はヨーグルトのカップや厚手のビニールなどを使って水が漏れないようにすることも大事。
    イメージだけなら青い砂などを使うだけでも雰囲気が作れます。
  • ⑤ 芝の種をまくとか、芝代わりのコケやコケ庭のコケ部分など仕上げの植物を丁寧に土の上においてゆきます。
  • ⑥ 最後の仕上げはアクセサンチや、ローズアーチ、
    フェンスやトレリス、パーゴラなどを作って、庭らしい景色を作ります。
  • ⑦ 植物の根元などに丁寧に水をたっぷり与え、植物の種類によって室内や外など適した場所で管理しましょう。

| 英国で流行のガーデンスタイル 〜和の庭への憧れ〜 |
| 英国における日本の庭 | 和洋どちらでもできるミニガーデン:コンテナでミニチュアの庭の世界をつくってみよう |
| レシピ:コンテナでミニチュアガーデン |