カラーリーフを選ぶときは…





たくさんあるカラーリーフを選ぶときは、どんなことに気をつけたらいいでしょう。
まず、基本的には全体の6割から8割を普通の緑色の濃淡にして、残りを斑入りや、カラーリーフで考えたらいかがでしょうか。

美しく時に鮮やかな色の葉は目立ちますが、分量が多いとにぎやか過ぎて、落ち着きがなくなるような気がします。とはいえ、ガーデンは作り手の個性ですから、決まりはありません。テーマを決めて、たとえばコリウスやベゴニア、ハボタンだけのガーデンがあってもいいと思います。

また、植物によっては落葉する前に美しく紅葉したり、落葉しないまでも色が変わるものもあります。そういったものもカラーリーフの仲間に入れてもいいのではないでしょうか。
ただし、冬前に耐寒性のないものなどを鉢上げして室内で越冬させるなどの工夫が必要になる場合もあります。耐寒性があるけれど、地上部が枯れるものはそのままで大丈夫です。

カラーリーフの種類

単に葉の色や形が美しいといっても、漠然としていますね。それに葉ものだからといっても、樹木もあれば、潅木や多年草、一年草もあります。
また、ベゴニアやツボサンゴコリウスなどのように、同じ仲間でも多種多様な色や葉の形を持つものもあり、単に色別のカテゴリーに分けるのが難しい植物もありますが、少し整理して参考例を挙げてみましょう。色違いのものがある場合は同じ植物名がでてきたりしますがご了承くださいね。中には、私たち日本人がずっと前から楽しんできた園芸植物もありますよ。

1.樹木

分類
1.樹木
種類
青/シルバー系 オリーブ、ユーカリ、ギンヨウアカシア、ピセア・プンゲンス・ホプシーなど
緑/ライムカラー系
アメリカサイカチ・サンバースト、オウゴンモチ、アカシア・オーレア、ロビニア・フリーシア、ノルウェーカエデ・プリンストンゴールド
紫/銅葉
スモークツリー・ロイヤルパープル、コルジリネ・オーストラリス・プルプレア、ネムノキ・サマーチョコレート、ノルウェーカエデ・クリムゾンキング
斑入り
ネグンドカエデ・フラミンゴ、ノルウェーカエデ・ドラモンディ



2.潅木、低木、小低木、ツル性

分類
2.潅木、低木、小低木、ツル性
種類
青/シルバー系 ツリージャーマンダー、ある種のラベンダー、サントリナ
緑/ライムカラー系
シモツケ、ユキヤナギ・黄金、金メギ・オーレア
紫/銅葉
赤葉メギ、フィソカルパス・ディアボロ、ポップブッシュ・ドドナエア→秋に紫葉に変化
斑入り
シルバープリベット、ビバーナム・ティヌス・バリエガータ、ヒサカキ・トリカラー、ゴールデンレモンタイム、ロニセラ・レモンビューティー、ハツユキカズラ、斑入りノブドウなど



3. 多年草

分類
3. 多年草
種類
青/シルバー系 アサギリソウ、シロタエギク、ヘリクリサム、フェスツカ・グラウカ、ペニセタム・ヴィロサム、プルモナリア、ホスタなど
緑/ライムカラー系
ホスタツボサンゴ、イポメア、リシマキア・ヌンムラリア、ロータス・ブリムスストーン、アルテミシア・アルテミラゴールドなど
紫/銅葉
ツボサンゴ、アジュガ・レプタンス、コクリュウ、オキザリス・トリアンギュラリス、イポメア、リグラリア・デンタータニューサイランユーパトリウム・チョコレート、トラディスカンチア・紫御殿など
斑入り
ゴシキドクダミ、グレコマ、フイリカキドオシ、プミラ、ラミウム、アジュガ、ホスタフウチソウニューサイラン、ツワブキ、シマススキ、など



4.一年草

分類
4.一年草
(非耐寒性で、原産地では多年草だが日本では一年草扱いのものを含みます)
種類
緑/ライムカラー系
コリウス
紫/銅葉
コリウスハボタン、トウガラシ・ブラックパープル、ダークオパールバジル、ハゲイイトウ、アルテルナンテラ、ハロラゲス・メルトンブロンズ
斑入り
ハツユキソウコリウス、ハゲイイトウ、アルテルナンテラ、ナスタチウム・アラスカ