カントリー調の部屋に合いそうな雰囲気の外観です。
中はA4判の雑誌が入るサイズです。フタはレールの上に乗せて開けます。
雑誌1冊を置くことのできるディスプレイ用の「さん」もつけました。
2×4材で作るベンチやテーブルと違い、マガジンラックのような小物はミリ単位の狂いが大きな問題になりやすいです。きちんと設計し、正確に材料をカットしていきましょう。
設計図にしたがって、板に木取り寸法を書き込みます。カットする際に削られる「ノコしろ」の余白も忘れないようにしましょう。簡単でもよいので設計図をきちんと書いてから作るようにしましょう。
丸ノコは写真のように刃の傾斜角度が90度になっているかどうか、曲尺を当てて確認します。なっていない場合は角度調整のネジを回して調整が必要です。
このように丸ノコ定規を使って進行方向がまっすぐになるようにすることもできます。
加工材の厚みより1cm程度出るようにします。刃先が多く出ていると切り口が粗くなります。
安全で平らな場所で作業を行ないます。コードの回し方や、台の置き方ひとつで、作業の効率が異なります。
L型クランプで材料を押さえれば安定してカットができます。
すべての材料をカットしたら、床面にあたる板にでフタが収まる溝を掘ります。道具はトリマーにストレートビットをつけて使います。
トリマーを使う際に注意するのは溝の深さと幅に合わせた刃の調整です。これは出た刃の長さで、溝の深さを調整しているところです。
こちらはガイドとなる当て木からの距離を調整しているところです。これらの調整は、すべて電源コードを抜いてから行ないましょう!
幅広い溝をつける時はピットサイズを変えるか、幅をずらして何回も往復させてガイドとピットの距離を調整します。
今回のマガジンラックは板をそれぞれビス留めするが、ビスが表面に出ないように、後でダボ打ちを行ないます。板にはあらかじめダボ穴を空けておきましょう。
穴を空ける位置は、組んだ後の見ばえを考えて等間隔にします。
ダボ穴は、ドライバドリルで空けるが、深さ5mmのところで止められるようにこのようにテープを巻いて目印にすると便利です。
ちなみにダボ用に8mmの丸棒を使う場合は7.5mmの穴径にするなど、0.5mm程度小さなキリを使用します。