ガスコンロの安全点検

1.ガスコンロについて

毎日使うガスコンロ。安全に使うには、点検が不可欠です。
ほんのちょっとの点検で事故を未然に防いだり、器具の寿命を延ばしたりすることが出来ます。
ぜひ、やってみましょう。


2.空気口の調整、炎の色を見てみる

空気口の調整

ガスは空気と混じり燃焼します。
空気の量が多いと、ゴーゴーと音をたて炎が浮き上がります。
赤い炎がメラメラ燃えるのは、逆に空気の量が足りない場合です。
青い炎がそろって出るように、空気口を調整します。
炎が不規則にポッポッと出るのは、バーナーが目詰まりしています。ワイヤーブラシで掃除しましょう。


3.ガスホースの点検と買い替え

ガス漏れの点検

ガスホースは長く使っていると、弾力がなくなり、ヒビ割れたりします。3〜4年で交換すると安全です。ホースは9.5mmと13mmがありますので、サイズを確かめましょう。
ガス漏れの点検は、石けん水を筆につけ、ホースに塗ります。アワが出ればガスが漏れているので、カラン栓を閉め、新しいホースと交換します。都市ガス用は青、プロパンガス用はオレンジ、と色分けされています。


4.ガス漏れに気づいたら

- ガス漏れ警報器 -

まず、窓や扉を開け、元栓を閉めます。都市ガスは空気より軽いので天井に、プロパンガスは重いので床にたまります。
都市ガスの場合はウチワで、プロパンガスの場合はホウキで、ガスの混じった空気を追い出します。

あわてて換気扇や電気器具のスイッチをつけると、 火花が出て爆発することがあります。 火気は絶対に使ってはいけません。


5.ガス器具のお手入れ

ふきこぼれや油はねなどでガスコンロの周りは汚れがちです。特にバーナーに汚れがたまると目詰まりします。
熱効率が下がり、不完全燃焼の原因になります。
バーナーはワイヤーブラシと台所用洗剤で汚れを落とします。目詰まりはキリなどでふさがった穴を開けます。


関連特集: