流星群の楽しみ方

流れ星をどのくらい見たことがありますか?

流星群は、流れ星がまとまって出現する、いわば夜空の大イベント。
流れ星を見つけた時に歓声をあげたり、数を数え合ったり、その余韻に浸って語り合ったり…。
一緒にその感動を共有できる人がいれば、きっと楽しいはず。

天体望遠鏡がなくても、星空を眺めるだけで、十分楽しめます。
このコーナーでは、じっくり見に行くときのポイントをまとめてみました。

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1.流星群観察で用意するもの

  • 防寒着
  • 寝袋(シュラフ)または毛布
  • レジャーシートまたは銀マット
  • 使い捨てカイロ
  • 水筒
  • 懐中電灯
    赤のセロファンを貼っておくと
    暗さになれた目をそのままにできます。
  • 双眼鏡
    双眼鏡を買う場合、倍率が高いと手ブレして
    せっかくとらえた星が見にくくなります。
    10倍ぐらいのもので十分です。

2.流れ星は星じゃない?流れ星の原理

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広い宇宙空間には彗星がたくさん飛んでいます。
彗星は、「ちり」を残しながら太陽の近くまでやってきてはまた遠ざかります。地球は太陽のまわりを約365 日でまわっていて、その地球の軌道上に、彗星が残した「ちり」が地球の引力により入ってくることがあります。この「ちり」が地球に入ってくると、大気との 摩擦によって燃えて発光します。
この時地上から見るのが、流れ星です。通常は1時間に4〜5個くらい流れていて、散在流星と呼ばれています。したがって 「ちり」だらけの所に地球が通りかかると、流星群になります。

3.主な流星群カレンダー
(出現日や出現数は一応の目安です)

極大日
名称
出現数
特性
1月 3〜5日 りゅう座ι流星群 30 定常群
2月        
3月        
4月 20〜22日 こと座流星群 通常10 定常群(突発群とも)
5月 5〜7日 みずがめ座η流星群 20 定常群
6月        
7月 28〜29日 みずがめ座δ流星群 10 定常群
8月 11〜14日 ペルセウス座流星群 50 定常群
9月        
10月 8〜9日
20〜22日
ジャコビニ流星群
オリオン座流星群
通常10
10
周期群
定常群
11月 16〜19日 しし座流星群 通常10 周期群…次回は2031年
12月 11〜14日 ふたご座流星群 60 定常群

※この他にも多くの流星群があります。

MEMO
流星群の名前
流星群には名前がついています。
それぞれの流星群には、流れ星が出現しやすい方向があります。
その中心を輻射点(ふくしゃてん)と呼び、その近くにある星座が流星群の名前になることが多いです。
流星が著しく多く出現するとき、「流星雨」ということがあります。

定常群と周期群
定常群:毎年一定の数が出現する流星群
周期群:母彗星の接近に合わせて何年かごとに大出現する流星群

しし座流星群は33年周期で天体ショーが見られます。
ほかに、突発群と呼ばれる、突然大出現するものがあります。

星空を眺めてみよう

まず、装備が大事です。
はじめて見に行くなら、普段着ているものよりも、さらに3枚くらい多めに着こむ気持ちで臨みましょう。
風邪を引いてはせっかくの楽しい思い出も台無しです。
秋から冬、春にかけては、防寒対策として次のものも準備するとよいでしょう。

手袋、耳が隠れる帽子、マスク、靴下(2枚履き)、靴に入れるカイロ、マフラー

観測する場所を決めましょう。ポイントとしてはいろいろありますが、例えば、

などがあります。

観測場所が決まったら、見る体勢をつくります。

星空を眺めてみよう

流れ星になる「ちり」の大きさはどのくらい?
ア)1ミリ
イ)1センチ
ウ)1メートル
ア)1ミリ
重さも1グラム以下のものがほとんどです。
「ちり」が発光して流れ星になるのは地上何メートルでしょう?
ア)1キロ
イ)100キロメートル
ウ)10000キロメートル
イ)100キロメートル
高速で大気圏に入ってくる「ちり」は150キロメートルあたりから発光します。
燃えつきるのは、地上70〜80キロメートルあたり。
大きすぎてなかなか燃え尽きずに発光しつづけるものを火球(かきゅう)とよびます。
画像では「火球(かきゅう)」って何?
ア)明るい流星
イ)火星の別名
ウ)幽霊
ア)明るい流星
明るい流星は大火球と呼ぶこともあります。
中には流星痕が残るものもあります。
地球はどのくらいのスピードで宇宙をまわっているでしょう?
ア)秒速30センチ
イ)秒速30メートル
ウ)秒速30キロメートル
ウ)秒速30キロメートル
実は「ちり」は10〜80キロメートルで地球に突入してきます。正面から突入するものもあれば、後ろから引き込まれるものもあります。
したがって、流れ星も横に流れるものもあれば、下から流れるものもあります。
もし、地球が進む方向から「ちり」が真っ正面に突入してくれば、ほとんど動かない流星、つまり遅い流星になります。
地球が動いているからこそ、流れ星が見えるのです。

もしも見飽きてしまったら…

今は流れなくても、いつまでも待つ!という人もいるかも知れませんが、そんなに思うようにいかないのが自然のルールです。
見飽きてしまった時のためにいくつかアイデアを持っておくといいですよね。

流星群は一度見てしまうと
やみつきになる人も多いといいます。
しっかり準備して、
じっくり空を眺めてみてください。
たくさんの流れ星が見られるといいですね…。