ビニールハウスの各部名称

ビニールハウスの種類

1.一般農ビ【コメリ扱い中】

透明フィルム	光線透過がよく、温度上昇が早くなります。
梨地フィルム	フィルムの表面にエンボス処理を施し、光線透過を調整させます。
無滴性	流滴剤を混入させているため、水滴をフィルムに沿って流下させます。
有滴性	フィルムに水滴を付着させることで、光線透過の抑制と温度上昇を遅らせ、昼夜温度差を少なくします。

２.防塵農ビ【コメリ扱い中】

一般農ビ及び防霧農ビの片面にアクリル樹脂をコーティングしたものです。
ほこりが付きにくく、2～3年の長期張りも一部可能です。
紫外線吸収剤入りのものがあり、着色を必要とする作物には注意しましょう。

３.ポリオレフィン系特殊フィルム【コメリ扱い中】

べたつき、汚れ、耐寒性、強度に優れているが、擦れには弱い面があります。
農ビよりも軽い為、張り替え等の作業がしやすくなります。
保湿力については農ビのほうが勝っているが、最近は保湿力強化品もあります。

４.防霧農ビ

一般農ビに防霧処理を加えたものです。
内側に水蒸気を吸着させて、結晶水としてフィルムに沿って流下させます。

５.専用農ビ（光線選択農ビ）

イチゴ・ナス用	果実のアントシアンの着色やミツバチ交配に適しています。
紫外線カット	灰色カビ、菌核病やミナミアザミウマなどの害虫を抑制するが、換気を頻繁に行なう時期にはあまり効果はありません。
着色農ビ	フィルムに紫やブルーの着色をして可視光線を選択的に透過させます。

６.保湿性強化農ビ

遠赤外線の放射を抑えるための保湿剤が混入されています。
湿度差は他の農ビと比較してもわずかだが、積算されることで効果が現れます。

７.トンネル専用農ビ・内張り農ビ

トンネル用	べたつきを抑えた換気のしやすい農ビです。
内張り用	透明性と保湿アップの農ビです。

８.糸入り農ビ・遮光農ビ

糸入り農ビ	糸を入れることにより強度を持たせます。
遮光農ビ	黒やシルバーの着色料を入れて波長を変えて使用します。

性能比較

	一般農ビ	防塵農ビ	ポリオレフィン系特殊フィルム
保湿性	○	×	△～○
透明性	○	○	△～○
防塵性	×	○	○
軽さ	×	○	○
べたつき	×	○	○
耐寒性	×	○	○
耐風性	×	○	○
耐摩擦性	○	×	×
伸張性	大	小	小
廃棄処理性	×	○	○

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