アブラナ科の1~2年草で、古くから京都を中心とした関西地方で栽培されていました。「京菜」、「千筋京水菜」とも呼ばれており、関西地方では冬のなべ料理の必需品となっています。葉に深い切れ込みがあるのが「水菜」、葉が濃緑色で細長く、切れ込みのないものを「壬生菜」といいます。
サラダでも食べれるやわらかい早生系から葉色が濃く、株張りが良く、抽苔の遅い晩生種まであります。
煮食のほかに漬物として利用できます。
土質に対する適応性は広く、弱酸性から中性でよく生育します。
サラダ用の早生種は小株どりを中心に行い、冬のなべ用には耐寒性のある晩生種を中~大株どりを行います。
発芽適温 | 15~25℃ | 生育適温 | 15~25℃ | 土壌適応性 | ph6.5~7.0 | 輪作年限 | 1年 |
---|
植え付けの2週間前位に堆肥と石灰、油粕・化成肥料等を散布し、よく混ぜておきます。 肥料は生育期間が短いですので、基肥中心に与えてください。 |
高さ10㎝、幅90㎝程度のベットを作り、20~25㎝間隔で棒などを使い溝を作ります。 タネはまき溝に薄くまき、土をかけ、軽く上から押さえます。 土が乾燥しているようならばたっぷりと水をかけてください。 |
|
穴の間隔が15~20㎝程度のマルチを使い、1穴に3~5粒まきを行ってもよいでしょう。 また、マルチを使わないで、条間15~20㎝、株間15~20㎝間隔に1ヶ所3~5粒の点まきをしてもよいでしょう。 |
タネまき後、害虫から守るために防虫ネットや不織布でトンネルをかけたり、べた掛けをするとよいでしょう。 | |
タネが生え揃ったら間引きを行いますが、1回目は5㎝間隔で間引きします。 | |
何度か間引きを行って、最終的には15~20cm間隔にします。 |
草丈が20㎝程度になり、株が生育してきて大きくなってきたら、お互いの葉が絡む前に間引きを兼ねて収穫を始めます。 適度な間隔を維持できなくなってしまったら、思い切って条間1列を収穫してしまう方法もあります。 冬越しをする耐寒性のある晩生種は、大株になりますので大きさに見合う株間に間引いてください。 |
|
HowTo情報 一覧 |