玉ねぎ栽培
Q&A
玉ねぎ栽培Q & A
Q1.玉ねぎ苗の植え付け時の注意点はありますか?
A.苗を浅く植えるのがポイントです。深すぎると球が成長しにくくなります。根が乾燥しないように、植え付け前に水やりをしっかり行いましょう。
Q2.玉ねぎが大きくなりません。どうしたらいいですか?
A.玉ねぎが大きくならない原因として、水やり不足、肥料不足、日当たり不足、苗の太さ、そして、植え付け時期や株間などが考えられます。水やりは土の表面が乾かないようにこまめに行い、肥料は追肥をしっかりと行い、日当たりは遮るものがないように、苗は太いものを選び、植え付け時期や株間は適切なものを選ぶようにしましょう。
Q3.玉ねぎがトウ立ちしてしまいました。どうしてですか?
A.苗が太すぎると、低温にさらされた時にトウ立ちしやすくなります。植え付けに適した苗は、直径5~6mm程度です。また、水不足、肥料不足でもトウ立ちしやすくなります。
Q4.収穫のタイミングはいつですか?
A.早生種は3月から5月頃、中生種と晩生種は5月から6月頃が収穫時期です。葉の7~8割程度が倒れてきたら収穫適期です。
Q5.玉ねぎの収穫時に畑で天日干しをすると聞きましたがやり方を
教えてください。
【第1段階】畑での乾燥
- 収穫の
タイミング - 葉が倒れてきたら収穫のサイン。
春まきは7割、秋まきはほぼ全ての葉が倒れたらOK。 - 収穫後の
乾燥 - 晴天が続く日に収穫し、畑に2〜3日ほど転がして乾燥。
表面が乾いて、首の部分がカラカラになれば完了。
【第2段階】吊るして本乾燥
- 準備
- 根を切り落とす(乾燥しやすくなる)。
葉は15cmほど残してカット(芽が出にくくなる)。 - 干す方法
- ストッキングやネットに2〜3個ずつ入れて吊るす。
または、葉の部分を紐で縛って数珠つなぎにして吊るす。 - 干す場所
- 直射日光を避けた風通しの良い日陰(軒下や玄関先など)。
湿気の多い場所や雨が当たる場所はNG。 - 干す期間
- 2〜5日程度で外皮がカラカラになればOK。
Q6.玉ねぎの収穫後、長期保存する方法を教えてください。
A.上記方法でしっかり乾燥させれば、黄玉ねぎは3〜6ヶ月保存可能。
Q7.玉ねぎのべと病対策や発生時の対処法について教えてください。
- 予防方法
- 水はけの良い畝作り(高畝にする)
風通し・日当たりの良い場所で栽培
適切な株間を確保して密植を避ける
農薬での発生時や予防防除は農薬メーカー様へご確認お願い致します。
Q8.玉ねぎのさび病対策や発生時の対処法について教えてください。
- 予防方法
- 肥料切れを防ぐ:適切な施肥を行う
風通しを良くし、密植を避け、雑草を除去
被害残渣は焼却処分、畑に放置しない
農薬での発生時や予防防除は農薬メーカー様へご確認お願い致します。
Q9.玉ねぎの軟腐病対策や発生時の対処法について教えてください。
- 予防方法
- 連作を避ける(2〜3年空ける)
排水性の良い畝作り(高畝にする)
密植を避け、風通しを良くする
収穫時に傷をつけない
雨の日の収穫は避ける
農薬での発生時や予防防除は農薬メーカー様へご確認お願い致します。
Q10.玉ねぎの灰色カビ病対策や発生時の対処法について教えてください。
- 予防方法
- 風通しを良くする:適切な株間、間引き
枯れ葉や花がらを除去:感染源を減らす
水はけの良い土壌:高畝・排水対策
マルチング:泥はねや胞子の飛散を防ぐ
窒素肥料の過剰施用を避ける
ハサミなどの道具は消毒して使用
農薬での発生時や予防防除は農薬メーカー様へご確認お願い致します。
Q11.玉ねぎのネギアザミウマ対策や発生時の対処法について教えてください。
A.シルバーマルチ:アザミウマは光の反射を嫌うため、銀色のマルチで飛来を抑制できます。
防虫ネット(0.6mm以下):定食直後からトンネルなどで被覆すると侵入を防げます。
Q12.玉ねぎのネギアブラムシ対策や発生時の対処法について教えてください。
A.シルバーマルチ:アブラムシは光の反射を嫌うため、銀色のマルチで飛来を抑制できます。
防虫ネット(0.6mm以下):定食直後からトンネルなどで被覆すると侵入を防げます。
Q13.玉ねぎのネギハモグリバエ対策や発生時の対処法について
教えてください。
A.シルバーマルチ:アブラムシは光の反射を嫌うため、銀色のマルチで飛来を抑制できます。
防虫ネット(0.6mm以下):定食直後からトンネルなどで被覆すると侵入を防げます。
幼虫・成虫ともに周辺雑草でも繁殖可能なので、圃場周囲の草刈りを徹底。
Q14.玉ねぎのタネバエ対策や発生時の対処法について教えてください。
A.播種適期の遵守:極端に播種が早すぎたり遅すぎたりすると被害が増加するため、適期播種が最重要。
シルバーマルチや不織布マルチの活用:産卵を防ぐバリアとして有効。特に露地栽培では不織布やポリマルチの被覆で産卵を抑制可能。
Q15.玉ねぎを連作しても大丈夫ですか?
A.玉ねぎは連作に強い野菜なので、連作障害は発生しにくいですが、土壌の病害虫や栄養バランスを考慮し、必要に応じて肥料や害虫対策を施すことが大切です。
Q16.初心者にお勧めの玉ねぎはなんですか?
A.初心者におすすめの品種は、早生種や耐病性の高い品種です。収穫時期が早く、病気にも強いので、栽培が比較的楽です。具体的には、「ソニック」、「サラダ玉ねぎ」、「ネオアース」などが挙げられます。
Q17.玉ねぎ栽培に適した土づくりについて教えてください。
A.酸性土壌を嫌うため、苦土石灰などを用いてpH6.0~6.5の弱酸性~中性土壌に調整し、水はけの良い土壌にする必要があります。また、堆肥や有機肥料を混ぜ込み、肥沃な土壌を確保することで、玉ねぎの生育を促すことができます。
Q18.玉ねぎ栽培におすすめの肥料を教えてください。
A.おすすめの肥料は、リン酸とカリウムを多く含む肥料です。具体的には、化成肥料8:8:8(N:P:K)や、リン酸が多めの過リン酸石灰などが挙げられます。追肥には、速効性の液肥や、化成肥料10:10:10(N:P:K)が適しています。
Q19.玉ねぎ栽培でマルチは張らないといけないのでしょうか?
A.必ずマルチを張る必要はありませんが、マルチを張ると様々なメリットがあります。特に雑草の抑制、泥はねの防止、土壌温度の安定化など、栽培を楽にし、病害虫の発生を防ぎ、品質の良い玉ねぎを育てるのに役立ちます。