ひとくちに多肉植物といっても、色々な仲間があります。
よく知られていて種類の多いサボテンも多肉植物の仲間ですが、
サボテン科は茎が多肉化して発達、または葉が棘になっているもので
種類がものすごく多いため、通常多肉とは分けています。
サボテンの棘の付け根部分には、絨毛の座布団のような
「刺座(またはアレオーレ)」と呼ばれるものがあります。
これがあるのがサボテン科の特徴で、ないものは多肉植物ということになります。
また、カトレアのような着生植物にも、多肉とよく似た性質が見られますが、
通常は多肉の中に入れていません。特殊なところでは、
木の幹全体が太くなるバオバブも多肉植物なんですって!
そのほか身の回りによくあるマツバギクやアロエ、ハートカズラなど
10,000種以上もあるといわれている多肉植物は、その独特な形や色、
テクスチャーが本当に魅力です。
葉の先が鋭く尖っていて、葉の縁には棘があるものが多く、多肉化してぶ厚い葉を
持っているもの。リュウゼツランの仲間。
双子葉植物。マツバギクやスベリヒユのように細いものから、リトープス属のように
葉と茎が一体化しているものまで様々な姿形をしている。
おなじみのアロエの仲間。単子葉植物で、葉が多肉化。花は総状か穂状。
木立アロエ、ハオルチア。
植物体全体や葉が多肉化している。カランコエや金のなる木などもこの仲間。
エケベリア属、カランコエ属、セダム属、アエオニウム属、チレコドン属、パキフィツム属など、
よく園芸店などで見られる多肉植物はこのベンケイソウ科のものが多い。
日本名がついて流通しているものもある。
双子葉。茎が発達して多肉化。多くのユーフォルビアの仲間がある。
根や茎が肥大したもので独特の姿を持つものも多い。
ペラルゴニウムやイポメア、パキポディウムなどもこれにあたる。
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