ボーダーガーデンとは


Border(ボーダー)というのは、英語で境界、ヘリ、フチ、縁取り、境といった意味です。

もともとは、フレンチフォーマルスタイルの花壇の周辺に作られていたものですが、その植え込み方が、イギリスで発達したのがボーダーガーデンです。生垣とか、壁にそって伸びる細長い帯状の花壇のことをこう言い、草丈の高い植物を奥側に配し、手前になるに従って低い植物を植え込んで立体的な花壇にします。英国の宮殿などでは、幅が3m、長さが200mもあるボーダーガーデンが作られたりしていますが、英国の一般の家庭では幅1mから1.5mといったところでしょう。

ボーダーガーデンの魅力と、取り入れ方


外壁と園路との間の細長いスペースをボーダーガーデンとして考えれば、私たちの庭にも四季折々に変化のある、美しいボーダーガーデンを作ることができます。そうすることで、ちょっとした園路沿いの道に「物語」が生まれるというわけです。限られたスペースを最大限に利用することができますし、立体感のある細長い園路沿いのボーダーは、その園路をより長く、魅力的なものに見せてくれるでしょう。

主に植栽だけで立体感を出してゆきますが、もちろんフォーカルポイントとしてガーデンアクセサリーなどを配するのも構いません。要するに、その場所の条件を考慮して、自分の表現したいテーマを決めることだと思います。テーマが決まれば、植物も選びやすくなるというものです。