第8回目のテーマはコニファーガーデン(Conifer garden)



最近では「コニファー」という言葉をよく耳にするようになりましたね。生活様式や、ハウススタイルが西洋化してくるのに伴って、その需要が高まってきているのがコニファーです。でも、コニファーとはそもそもどんな植物なのでしょうか?また、コニファーを庭に使うときに注意するべきことはあるのでしょうか?コニファーガーデンの利点とともに、今回は魅力的なコニファーに注目してみましょう。

コニファー(Conifer)とは?







コニファーって、ゴールドクレストみたいなもの?そう。ゴールドクレストもコニファーのひとつですよ。裸子植物の中で、松ぼっくりのような毬果(コーン)をつける植物のことがコニファーですが、杉や松、ヒノキ、モミの仲間など多くの針葉樹は毬果をつけるので、針葉樹の総称をコニファーと呼んでいます。園芸的には、葉色や樹形が美しくて、観賞価値が高いものを指すようです。単にコニファーといっても、国内だけでも優に300種類を超える種類が出回っています。シンボルツリーやクリスマスツリー、生垣やアイハザードのような目隠しに、またロックガーデンやグランドカバーなど様々に使われています。


コニファーの利点と注意点:コニファーにはたくさんの良い点があります。
例えば・・・


●樹形が乱れにくいことから、剪定などのメンテナンスがあまりいらないので、植木屋さんの費用がかからないことや、刈り込みによるゴミも少なくて済む。

●殆どが丈夫で害虫や病気の被害にあいにくい。

●エバーグリーン(常緑)なので、一年を通して観賞することができる。中には、冬や春先に葉色が変わるものがあり、そういった変化を楽しむことができる種類もある。

●様々な樹形と色があるのでコニファーだけでも立体的なガーデンと色を楽しめる。

●針葉樹からは、フィトンチッドが発生するので、居ながらにして森林浴が楽しめる。
ブルーアイスなどはそのままでも香りがし、ニオイヒバなどは葉をこすったりして、刺激を与えると香る。鎮静・殺菌作用や疲労回復、空気清浄化などの効果も。