コニファーの種類と選び方の注意点



コニファーは3000種以上あり、国内だけでも300種類以上が出回っています。
その中で、適切なものを選ぶのは至難の技ですよね?魅力的なコニファーですが、樹形や生育の差などを、考慮して選ぶ必要があります。

コニファーガーデンを造る時の注意と管理



通常は、成長のうち姿が最も美しい7年〜10年くらい後を考えて樹種を決め、苗を選びます。生育が旺盛で特別大きくなるものは、他とのバランスを考えて刈り込みや枝透かしなどを行って調整しましょう。

庭への植え付け、植え替え


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春(彼岸前まで)と、梅雨時、秋が適期。根鉢よりも一回り大きな穴を掘り、掘った土に腐葉土を混ぜて少し埋め戻し、地面より少し高く植え、水やりをたっぷり。土を戻し、木をゆって土と根の間の隙間をなくすようにします。更に水をやります。根がつくまでに強い風が吹く心配のある地域では、支柱を立てて保護します。鉢への植え付けの場合は、根鉢を崩さないこと。
根がまわっている場合だけ、外側を少しだけほぐすようにして、木の高さの半分〜三分の一くらいの鉢に、赤玉と腐葉土5:5で混ぜたもので植えます。

水やり、施肥

鉢の場合、表面の土が乾いたらたっぷり。鉢の大きさや種類によっても土の乾き具合は違うため、状態をチェックして水やりのタイミングをはかりましょう。肥料は、鉢植えのものは、緩効性の有機肥料を冬場に。露地では、油粕などを晩秋から冬に少量。肥料のやりすぎに注意します。

剪定、消毒



園芸種のコニファーは、殆どが自然の樹形が美しいものですが、樹形の乱れや、蒸れの予防。また、生垣やトピアリーなどのための整枝剪定や刈り込みをします。枯れ枝を取り除くほか、樹種によっては、長く飛び出した枝などを定期的に切り落とします。主幹は一本にしておいたほうが、綺麗な姿を保てます。
蒸れの予防には、枝の付け根から切り落とします。先のほうで切れば、枝葉が密になります。一般に新梢(しんしょう)が出る前に整枝剪定するとよいでしょう。また、コニファーはもともと病害虫には強いので、日当たりよく、風通しよく管理することで通常は防げますが、高温多湿の日本では防除のために冬季、石灰硫黄合剤を散布することもあります。