用途別の楽しみ方 ローズマリー

4.美容:髪に艶と張りをローズマリーのリンス

ラベンダーと同じくらいにポピュラーなのがこのローズマリーではないでしょうか?女の子の名前にもありますね。ラベンダーが心を落ち着かせるのなら、このローズマリーは強壮効果があります。胃を元気に保ち、血行を良くし、肉や魚、煮込み料理にもよく使われますね。

このローズマリーは、魔よけとしてヨーロッパでは古くから祭祀などで使われてきました。抗菌・防臭効果もあるので、サシェなどにしてシューキーパーにしたりもできます。私は、ローズマリーの葉をほんの少しと花ビラをティーカップに入れて、上から熱い紅茶を注いで、簡単なハーブティーを楽しんだりします。ここでは髪をサラサラにし、艶を与えてくれるローズマリーのリンスの作り方をご紹介しましょう。

鍋に水カップ1を沸騰させ、火を止めてからローズマリーの生葉大さじ2をいれて混ぜます。

蓋をして10分ほど置き、茶漉しなどで濾します。

りんご酢を大さじ1程度加え、清潔なガラス瓶などに入れ、冷蔵庫で保存しますが、数日くらいで使い切るようにしましょう。

シャンプーした後の髪と地肌につけ、マッサージしたあと、軽くすすいでください。

ローズマリーの育て方

ローズマリーRosmarinus officinalis (マンネンロウ)は、シソ科半耐寒性常緑小低木です。高さ60〜120cmになり、乾燥や西日など強い日差しにも強いので育てやすいのですが、若い株は高温多湿に弱いため、風通し良く管理するようにします。日当たりと水はけの良い場所で、乾燥気味に育てるとうまくゆき、2年目以降は一年中葉を摘んで利用することができます。梅雨時や秋などに挿し木で増やすと良いでしょう。


5.エッセンシャルオイルで入浴

一日の終りに、ゆっくりとお風呂に入る…。シャワーでは味わえない、贅沢な時間です。心身の疲れがほぐれてゆくバスタイムに、植物の有効成分が皮膚からも、また蒸気として呼吸からも吸収されてゆきます。エッセンシャルオイルのうち、直接皮膚に付けてよいのは、ラベンダーとカモマイルくらい。 どちらにしても水に溶けないエッセンシャルオイルをバスタブに入れるよりは、乳化剤に混ぜて、それを入れるようにしたほうがお風呂全体に均一に混ざります。

●乳化剤の種類には
 (1) キャリアオイル(ホホバオイルなど)大さじ1杯にエッセンシャルオイル1〜5滴
 (2) 天然の塩30〜50グラムにエッセンシャルオイルを1〜5滴
 (3) ハチミツ大さじ2杯にエッセンシャルオイルを1〜5滴
 (4) スキムミルク大さじ2杯にエッセンシャルオイル1〜5滴

お風呂にお湯をはり、エッセンシャルオイル入りの乳化剤を混ぜるだけ。簡単でしょ?

さっぱりバスソルト例:天然塩40グラムを容器に入れ、そこにグレープフルーツオイルとマンダリンオイルを2,3滴ずつ加えてガラス棒や竹串などでよく混ぜ、それをバスタブに。

リラックスしたいのなら同じく天然塩40グラムにラベンダーオイル5滴を。

しっとりがお好みなら、牛乳200ccにハチミツを大さじ2杯、ホホバオイル小さじ1杯加え、ラベンダーとローズのエッセンシャルオイルを4滴くらいずつ混ぜて。お好みでサンダルウッドやゼラニウムに変えてもいいでしょう。美人度アップのバスタイムを楽しめます。