第19回のテーマは、華やかなフラワーアレンジメント

フラワーデザインやフラワー・アレンジメントなどというと、ちょっと大げさな感じですが、お庭で育てた 花を一輪、小さな花瓶に挿すのもアレンジのひとつと思えば、もっと気楽に花を飾れるのではないでしょうか。
今回は少し趣向を変えて、「花を飾る」ことに注目してみましょう。ガーデニングの本場英国の人たちは どのように花を飾って楽しんでいるのでしょうか。コンテナやハンギングバスケットのようなガーデニングサイドからの飾り方のほか、切花としての家の中での飾り方や、特別な機会で活躍するフラワーアレンジメントや ブーケなど花の楽しみ方のコツを一緒に見て行きましょう。

英国のコンテナ・ハンギングバスケット

英国の村や町の通りでよく見かけるのがハンギングバスケットや、ウィンドウボックス。
市や町の中心部などは 統一したハンギングやコンテナなどが飾られ、水やり専門の車が順番にケアをしています。
英国では自然石や レンガで家が建てられており、一般の家の壁でもホルダーをつけて、そこからハンギングバスケットを下げて 楽しみます。
また、窓の外にはウィンドウボックスが掛けられて道行く人を楽しませてくれます。

ハンギングバスケット

ホテルやB&B(ベッド&ブレックファースト。
1泊朝食付きの宿泊施設で、ホテルよりも宿泊料金は安めだが 雰囲気がある)、商店などでは積極的にハンギングバスケットを飾っています。
英国で見かけた素敵なハンギング バスケットをいくつかご紹介しましょう。
一種・一色でまとめた丸いハンギングバスケット。統一感があってこれも魅力的。
カラフルなハンギングバスケット。同じものが建物全体に飾られている。
個人邸のフロントに飾られていたハンギング。
春に園芸店などに手持ちのハンギング用バスケットを 持ち込み、イメージを伝えると、花苗を園芸店が植え込んでくれる。
それを持ち帰って育てるのだが、この大きな バスケットでおよそ5000円くらい。
殆ど植物材料費だけの値段!

ウィンドウボックス

窓の外につけるウィンドウボックスは、外からも、また家の中からも同時に楽しめる優れもの。
センターにアクセントを置き、左右対称にしたり、グリーンを利用したりと、花だけでなくメンテナンスが楽なものも多いようです。
ロンドンのハンギングバスケット。品良く、メンテナンスも楽。
ヨークシャーで見かけたハンギングバスケット。カラフルで素敵。

ナイスアイディアなコンテナ

英国北部ヨークシャーのティーハウスで見つけたコンテナです。
近くで大きな木を切らなくてはならなかったようで、 その木をいくつかに切り分けて花を植え込んでいます。
自然素材が周りの環境ともよくマッチしていて素敵でしょう?