おもてなしのテーブルフラワー

通常家族の食卓は、キッチンテーブルや外のパティオやデッキなどにあるテーブルですが、ゲストを招いての 食事や人数が多いときなどは、ダイニングルームにある大きめのテーブルになります。
会話を楽しむのが英国流。食前酒から始まって、デザートまでたっぷり2時間以上は過ごします。会話の内容も、家族の話から自然環境、経済、文化・教養、政治などと広がってゆきます。
夕食に招かれた時のディナーテーブル。
テーブルクロスの色を花色にも使っているところがお洒落。

かんたんアレンジのコツ

グラスやカップに


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花瓶にこだわらず、グラスやカップ、お水が入っていたボトルなどなんでも使ってみましょう。
大き目のガラスの花瓶などに活けるとき、長めの葉などをあらかじめ内側の側面などに入れておくと茎の部分が気にならずにすみます。

葉っぱを活用しましょう


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レザーファンなどのシダ類や、植物の葉は花色を引き立てますし、いくつかの種類の花が全体としてまとまり、引き締める役割をしてくれます。
またオアシスなどの吸水フォームを使う場合にも、 こういった葉ものを使ってフォームを隠すことで、花だけをたくさん使わずにアレンジが作れます。
アレンジする器や、全体の大きさによって葉はそのまま、または小さいパーツに切って使います。
フォームに挿す茎ができるだけ長くなるように切りましょう。

吸水フォームを使ったアレンジの作り方


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(1)まずは器を決めましょう。器の大きさによって必要な花などの材料の量が変わります。始めは小さな器で チャレンジすると良いでしょう。

(2)オアシスやフローラルフォームなどの吸水フォーム(発泡樹脂)をある程度の大きさに切って水に浮かせ、水がしっかり沁みこむまで待ち、ナイフなどで 切って器に入れます。小さすぎるとアレンジが倒れてしまうこともありますし、大きすぎるとフォームが潰れて挿しにくくなります。器の上1.5cm〜2cmほど上に出るような高さにしますが、この高さが高いほど、花の数が必要になります。

(3)器に近い位置にレザーファンなどの葉ものを上下・左右など均等に挿してゆき、フォームをできるだけ隠すように します。

(4)メインの花の中でも小さめの花や蕾を中心に挿して、全体の高さを決めます。ここを頂点として前から見たときに全体が三角形になるようにイメージします。アレンジを置く場所によって、前面だけを見るのか、四方から見るのかを考え、前面だけ見るのであれば後方を気にせずに前から見たバランスに気をつけましょう。

(5)頂点と底辺の端を結ぶ線に沿ってメインの花を挿します。このとき、中心に向かって少し斜めに挿すようにするとうまく行きますよ。柔らかい茎の花もありますから気をつけて。

(6)メインの花に合わせる、小さい花やふわっとした感じの花を、隙間をうめるようにして挿してゆきます。

(7)同じ色や形の花が隣同士に並ばないように気をつけ、全体のバランスをみながら仕上げます