薪ストーブ特集

冬の暮らしに自然のあたたかさを薪ストーブのよくあるお問い合わせ

こちらでは皆様からお寄せいただいた薪ストーブに関するよくあるお問い合わせについて回答しております。
お問い合わせの際にはまずこちらをご覧ください。
※このページのQ&Aはホンマ製作所ホームページより抜粋しております。

本体に関するよくあるお問い合わせ

  • Q
    鋳物と鋼板の違いは?
  • A
    【鋳物】
    どっしりとした重厚感、質感が特徴的です。ストーブが温まるまでに時間はかかりますが、鋳物は蓄熱性が高いため一度温まれば火を落とした後もしばらく余熱が持続します。
    ストーブの余熱が残っていれば、本体が冷え切った状態からよりも再着火が容易に行えます。また、鋳物は輻射熱による遠赤外線効果が高いため、身体の芯までジンワリと染み込むようなやわらかい温かさがあります。鋳物製の薪ストーブは主暖房として長時間使用される方におすすめです。
    【鋼板】
    鋳物と比較するとシンプル・モダンでスタイリッシュなデザインが特徴的です。鋳物とは逆に、本体が温まりやすく消火後は冷めやすいのが鋼板です。本体が温まりやすいので着火から安定燃焼までが早く、速暖性に優れます。輻射熱や蓄熱性は鋳物ほどではありませんが、ほとんどのモデルは炉内にセラミックレンガを配置し、輻射熱・蓄熱性を高める工夫をしています。
  • Q
    ストーブは何度くらいになりますか?
  • A
    天板上部の温度計で温度管理をしてもらい、ホンマ製作所の薪ストーブの場合、鋳物ストーブで300℃まで。鋼板ストーブで200℃前後で温度管理となります。
  • Q
    外気吸入ユニットを通す壁穴(床穴)は何⌀で開ければよいですか?
  • A
    穴は⌀110mmで開けてください。
    管を通したときに出来る隙間は断熱材を詰めて埋めてください。
  • Q
    ストーブに外気吸入が必要になるのはどのような場合ですか?
  • A
    ・換気扇が回るリビングダイニング、厨房
    ・換気システムの作動する高気密住宅
    上記のようなお部屋では気圧が外気より低くなる場合があります。(負圧)負圧の室内でストーブを使用すると、「煙突から空気を吸い、室内に煙を吐く」という吸排気の逆転現象が起きてしまい、室内に煙が逆流してしまいます。外気とストーブを直結して吸排気に負圧の影響を受けないようにする(煙の逆流を防止する)のが外気吸入の主な目的です。なお、上記環境でなくても外気吸入を使用することでストーブ使用時にお部屋への隙間風の流入を防ぐなどメリットがあります。
  • Q
    鋳物製、鋼板製の薪ストーブの寿命(耐久年数)は何年?
  • A
    本体の耐久性は10年以上ですが、温度の上げすぎによるダメージや湿気による錆には十分注意が必要です。傷んだパーツは急速に劣化してしまいます。また、鋳物は急激な温度変化に弱いためシーズン前には馴らし運転をしてゆっくりと熱に馴らしてあげてください。直火に晒される炉内部品はほかの部品より傷みが早いため、注意が必要です。
  • Q
    輻射式と対流式の違いは?
  • A
    輻射式とは、輻射熱(遠赤外線)を多く放出するストーブであることを表しています。鋳物など蓄熱性の高い素材は温められるとそれ自体から輻射熱が出ますので弊社では鋳物製のストーブはすべて輻射式に分類しています。輻射熱はよく「体の芯からポカポカになる」「陽だまりの暖かさ」と言われ、炎の直接的な熱さとは違ったジンワリとした温かさが特長です。

    対流式とは、ストーブ本体外側が多重構造になっており、自然対流によって本体下部から冷たい空気を取込み、温めて本体上部から放出させる仕組みのストーブであることを表しています。
    自然対流ですのでファンヒーターのように温風が吹き出るわけではありませんが、ストーブ周囲の空気を効果的に温めることができます。
  • Q
    二次燃焼とはなんですか?
  • A
    二次燃焼とは一次燃焼で発生した煙に含まれる不純物を燃やすこと
    ※ 二次燃焼機能が付いたストーブのみが可能です。
    この不純物をストーブ炉内の上部で燃やすことで煙が綺麗になり、結果として煙突への煤の付着が軽減でき、煙突掃除の回数を減らすことに貢献します。クリーンバーンとも言われます。
  • Q
    鋳物製薪ストーブ(一部機種)天板に付いている丸い蓋の用途は?
  • A
    蓋を取ってそこに鍋等をセットすることで、鍋等をより高温で熱することができます。
    ※ 鍋の底面が煤けます。
  • Q
    燃焼をゆっくり長く持たせるための方法はありますか?
  • A
    薪の材質は針葉樹よりも広葉樹の方が火力が低い分長く燃焼します。
    薪の太さや投入する本数によりますが、空気取り入れ口の調整をして下さい。
    薪ストーブの手前側(吸気口の近く)よりも奥側の方が、燃焼を抑える事が出来ます。
  • Q
    薪と一緒に新間紙や段ボールを燃やしてもいいですか?
  • A
    可燃物であれば燃やすことは可能ですが煙突が詰まりやすくなります。
    焚き付け等の少量であれば問題はありませんが、木材以外はおすすめできません。
  • Q
    通常の薪ストーブでペレット燃料は使用できますか?
  • A
    通常の薪ストーブはペレット燃料を効率よく燃やす構造ではないので使用できません。
  • Q
    薪ストーブで木炭、豆炭、コークスは使用できますか?
  • A
    使用できません。
    必ず乾燥薪をご使用くださいますようお願いします。
  • Q
    スギやヒノキなど針葉樹は燃やせますか?
  • A
    スギやヒノキなど針葉樹も使用可能です。
    針葉樹は着火性が良いため、火起こしのための“焚付け材”として最適です。細かく割って沢山用意しておくと重宝します。しかし、針葉樹を主にして薪ストーブを使用するのはお勧めできません。針葉樹は一気に燃えてすぐ灰になる(燃焼時間が短い)性質があるため、温度管理が難しく、頻繁に薪を追加投入してやらなければなりません。沢山入れすぎると火力が上がりすぎてしまい、その高熱で薪ストーブや煙突を傷めてしまうこともあります。
    注意してご使用いただく必要があります。
  • Q
    薪ストーブに適した薪はどのようなものがありますか?
  • A
    よく乾燥したナラ、クヌギ、ブナなどの広葉樹がおすすめです。
    ※果樹など硫黄消毒された来、塗装・防腐処理等された木、海の流木など塩分を含む木を薪として燃やすと薪ストーブ本体および煙突を傷めます。ご注意ください。
  • Q
    調理ができる薪ストーブはありますか?
  • A
    オーブン付き薪ストーブの取り扱いはございませんが、鋳物ストーブの天板上での煮炊きや、熾火状態の時に炉内での調理は可能です。薪ストーブ炉内での調理はクッキンググレードCG-300がおすすめです。
    ホンマ製作所 対応機種
    HTCシリーズ、バルカンシリーズ、MS-310TX、HM-680
  • Q
    設置のスペースはどのくらい必要ですか?
  • A
    状況により異なります。
    仮に、薪ストーブ背面に不燃材料仕上げの炉壁が無い場合、薪ストーブの周囲1000mm以上可燃物から離していただく必要がございます。
    ※使用する薪ストーブにより、床面の温度が高くなりますので、必ずストーブ台、ブロック炉台などで遮熱して下さい。

煙突に関するよくあるお問い合わせ

  • Q
    煙突の購入時、施工時の注意点
  • A
    素手での作業はしないでください。煙突の径の確認を行ってください。
    煙突は差込み部分があるため、煙突の有効長さが実際に必要となる長さになるように確認が必要です。
    差込みはしっかり行い、外れる事が無いよう確認してください。
    施工時は高所作業となる事が多いため、安全確保を行い場合により補助役をつけて複数人で施工してください。
    煙突が揺れないように支持金具等で、しっかり固定してください。
  • Q
    煙突の種類と使い分けについて(例:シングルとダブル、ハゼ折と溶接、ステンレスと黒色塗装など)
  • A
    シングル煙突よリダブル煙突(二重煙突)の方が外気温による影響を受けづらく排気効率が高いです。
    ハゼ折り煙突は煙突を安全にかつ強く製作するための昔からの技法です。

    メリット①ハゼ折りの部分が4枚重なることで1本の補強となり、煙突本体の強度が増します。
    メリット②ハゼ折りは急激な温度上昇や高温でも耐える事が出来ます。

    デメリット①ハゼ折り部分が見えてしまいます。
    デメリット②ハゼ折り部分を揃えて煙突を組上げようとしても曲り部で揃わなくなります。


    溶接煙突は近年に開発した技法です。

    メリット①溶接なのでハゼ折りのような凸部が無く見た目がきれいです。
    メリット②ハゼ折り部分の材料を必要としないため必要な材料面積が小さく、その分安価に購入できます。

    デメリット①溶接部分はステンレスが酸化していますので、その部分の強度が著しく低下します。
    デメリット②急激な温度上昇に耐えれず溶接部が開放する(切れて開いてしまう)場合があります。
    デメリット③高温状態が継続すると溶接部が開放する(切れて開いてしまう)場合があります。

    ステンレス煙突は高温により変色してしまいますが塗装煙突は変色が目立ちません。インテリア性◎
    ホーロー煙突も高温により変色してしまいますがステンレス煙突程ではありません。
    ホーロー煙突の筒の材質は鉄製ですので腐食による損傷に注意が必要です。
  • Q
    シングル煙突のみで設置してもいいですか?
  • A
    煙突壁出し設置であればOKです。
    ただし、注意点がありますのでご確認ください。

    【注意点】
    1.壁貫通部分は必ずメガネ石を入れてください。
    2.煙突と可燃物とは適切な離隔を設けてください。
    3.煙突の内外を定期的にチェックしてください。
    4.煙突掃除を怠らないでください。
    5.煙突の総長さ、横引きの長さを出来る限り短くしてください。
    (総長さ:6m以下、横引き:1.5m以下)
    ただし、煙突は必ず屋根上まで立ち上げてください。
    6.気温が低いと煙突内の煙が冷やされ不純物(煤やタール)が発生します。不純物は二重煙突よりも多く出ます。
    7.煙突の繋ぎ目からタール(黒い粘性液体)が漏れる場合があります。(ハゼ折り煙突の場合)

    以上をご確認・ご了承ください。
    そのほか、煙突の設置については設置基準をお守りください。
  • Q
    煙突ダンパーの必要性は?
  • A
    薪ストーブを使用すると、煙突には「ドラフト」という煙を吸い上げる力が発生します。煙突をまっすぐ垂直に立ち上げる屋根出し設置などでは、ドラフトが強力に働くため、煙とともにストーブの熱を一緒に吸い上げてしまい、しっかり焚いているはずなのに部屋が中々温まらなかったり、薪の火持ちが悪くなり燃焼時間が短くなるなどの不具合が発生します。
    このような場合にダンパーを使用し、ダンパーの調節によりドラフトにブレーキを掛けることで、煙突の吸引力が弱まり、暖房効率や燃費が改善されます。
    【ご注意点】
    ダンパーは完全に閉じてしまうと排気不良となりストーブから煙が逆流する可能性があります。ご注意ください。
    消火の際にダンパーは閉じないでください。排気不良が起こり思わぬ事故につながる可能性があります。
  • Q
    ダンパーの使い方
  • A
    ダンパーとは燃焼速度調整器です。燃焼が激しい場合は、ダンパーのハンドルを45° (50%開)~水平(全閉)にする事で燃焼を抑える事が出来ます。
    鋳物ストーブの場合は鋳物本体が温かくならないとうまく燃焼が起きないので燃焼初期はダンパーのハンドルを水平(全閉)~45° (50%開)にする事で鋳物本体が早く温かくなります。
  • Q
    他社の煙突と接続することはできますか?
  • A
    同じ煙突径でも接続できる場合とできない場合がございます。
  • Q
    「ハゼ折り煙突」「溶接煙突」とは何ですか?
  • A
    「ハゼ折り煙突」「溶接煙突」という呼び名は煙突の製造方法に由来しますが、簡単にいうと「ハゼ折り煙突」は標準的なローコスト煙突、「溶接煙突」はハゼ折り煙突よりも高品質で厚いステンレスを使用したハイグレードな煙突とお考えください。
  • Q
    ⌀120のストーブに⌀106の煙突を付けたい
  • A
    大和金属「逆ソケット」という商品を使うと煙突のサイズダウンは可能です。
    ただし、薪ストーブによってはその製品の持ってるポテンシャルをフルに活用できない可能性もあります。
  • Q
    ⌀150のストーブに⌀106の煙突を付けたい
  • A
    ストーブの要求径に対して、それより細い煙突を使用すると燃焼不良やストーブからの煙の逆流など不具合が発生します。
    必ずストーブの煙突口に合った煙突をご使用ください。
    大径から小径へ煙突径を下げる部材(アダプター)はご用意しておりません。
  • Q
    「シングル煙突」と「二重煙突」の違いはなんですか?
  • A
    「シングル煙突」は単純な筒状の煙突です。
    「二重煙突」はその名の通り筒が二重になった煙突です。煙が通る筒(内筒)とそれより一回り大きい筒(外筒)の二重構造となっています。二重煙突はシングル煙突よりも次のようなメリットがあります。

    (1)煙突内の保温性が高い
    二重煙突はシングル煙突よりも外気温の影響を受けにくく、煙の温度低下を抑えることができます。
    煙の温度が下がると煙突内に煤やタールが溜まりやすくなります。つまり煙突掃除の回数が増すことになるため、なるべく煙は冷やさないほうが良いのです。外気温の低い寒冷地であるほど、煙突内の保温性が高い二重煙突は効果を発揮します。

    (2)煙突の表面温度が低い
    二重煙突は筒が二重構造になっていますので、シングル煙突より煙突表面温度が低く、シングル煙突よりも安全性が高いといえます。
    ただ、注意しなければならないのは二重煙突といえど場所によって(ストーブ付近等)はやけどするくらいの温度になります。
    二重煙突は「煙突の保温性を高める」のが目的の煙突です。火事防止・やけど防止を謳った煙突ではありませんのでご留意ください。

    なお、二重煙突は筒と筒の間が空気層になっている二重煙突と、筒と筒の間に断熱材を充填した二重煙突(二重断熱煙突)の2種類があります。
  • Q
    黒耐熱(黒色)煙突と塗装なし(銀色)煙突の違いはなんですか?
  • A
    黒い塗装が有るか無いかの違いになります。
    両方同じステンレス煙突 (※)です。
    塗装なしの煙突は熱によって茶色く変色することがありますので美観や高級感を求める場合は黒耐熱の煙突をお勧めします。
    なお「黒耐熱」は耐熱性の黒色塗料を使用しているという意味であり、耐熱性能は塗装なしの煙突と同じでございます。

    ※ ハゼ折り煙突の⌀106、⌀120については黒耐熱煙突は塗装なしの煙突より0.1mm厚いステンレス材を使用しております
    黒耐熱煙突 = 材厚0.4mm
    塗装なし煙突 = 材厚0.3mm
  • Q
    黒耐熱(黒色)煙突と塗装なし(銀色)煙突は接続できますか?
  • A
    接続可能でございます。
  • Q
    「ハゼ折り煙突」と「溶接煙突」は接続できますか?
  • A
    接続できません。
    「ハゼ折り煙突」ならすべてハゼ折り煙突で、「溶接煙突」ならすべて溶接煙突で統一してください。
  • Q
    室内に煙が逆流します
  • A
    【原因1】 煙突トップが風圧帯の中にある
    対策1: 煙突を屋根上まで上げる。障害物より高く上げる
    対策2: 煙突トップ付近にある障害物を取り除く

    【原因2】 煙突の横引きが長すぎる
    対策: 煙突の横引き長さは1.5m以下にする
     また、横引き長さに対して1.5倍以上の長さで煙突を立ち上げる

    【原因3】 薪の乾燥が不十分
    対策: よく乾燥した薪を使用する

    【原因4】焚き方に問題がある

    【原因5】 煙突が煤詰まりを起こしている
     対策: 煙突をチェックし、掃除を行う

    【原因6】 換気扇(換気システム)が作動している

    室内(特に高気密の部屋)で換気扇(換気システム)が作動していると、室内の気圧が外気を下回り負圧になる場合があります。
    負圧の室内でストーブを使用すると、「煙突から空気を吸い、室内に煙を吐く」という吸排気の逆転現象が起きてしまいます。
    最初負圧で逆流が起こっても、煙突が温まりドラフト(上昇気流)が働くと、正常に戻る場合があります

     対策1: ストーブを外気吸入加工する
     対策2: ストーブ使用中は換気扇(換気システム)を止める
     対策3: 煙突のドラフト(上昇気流)が強まるまで窓や換気口を開けて使用する
  • Q
    煙突の繋ぎ目から黒い粘性液体(タール)、木酢液が漏れ出ます
  • A
    【原因1】 使用する薪が湿っている
     対策: 十分乾燥した薪を使う

    【原因2】 使用する薪が脂分を多く含んでいる
     対策: 脂分を多く含む樹種(マツ等)は燃やさない

    【原因3】 薪ストーブの燃焼温度が低い
     対策: 十分な燃焼温度(ストーブ温度計の燃焼範囲“BURN ZONE”範囲内)で使用する

    【原因4】 ストーブの焚き付け方が悪い
     対策: 針葉樹の木端のような燃えやすい物で焚き付け、火を十分に育ててから太い薪を投入する

    【原因5】 屋外にシングル煙突を使用している
     対策: 二重煙突に交換する
    大体は1が原因です。もしくは1~5の原因がいくつか重なってタール・木酢液漏れが起こります。
  • Q
    ストーブの扉を閉めると火が消えてしまいます
  • A
    【原因】 煙突のドラフト(上昇気流)が弱い
    煙突は、煙突内の温度と外気との温度差でドラフト(上昇気流)が働き、煙を吸い上げる力が発生することで正常な排気をします。
    着火して間もない頃は煙突内と外気温で温度差がないためドラフトが弱く、扉を閉めるとストーブ内が窒息状態になり火が消えることがあります。
    対策: 煙突のドラフトを働かせるために、まずは細かく割った木端をしっかり燃やし、炎を大きく育てて薪ストーブおよび煙突を早く温める。
    扉を閉めると火が消える場合は少しだけ扉を開いた状態で監視しながら使用する。

メンテナンスに関するよくあるお問い合わせ

  • Q
    煙突掃除の頻度はどのくらいでしょうか?
  • A
    使用する木種や使用量、薪ストーブの使用頻度、煙突の長さや種類によって異なります。
    シーズンインする前に1回とシーズン中に1~2回くらいの煙突掃除が目安です。
  • Q
    煙突掃除をしないとどうなりますか?
  • A
    煙道がスス・タールで狭くなり、排気不良を起こし、煙が室内へ逆流してくる場合がございます。

    また「煙道火災」となる場合がございます。
    煙突内に堆積したスス・タールなどが高温度に熱せられ瞬間的に発火する事があります。これが「煙道火災」です。
    煙突表面は1000℃近い温度まで達する事もあり、非常に危険です。
    シングル煙突の場合、外気によって煙突が冷やされると煙突内にスス・タールが付着し堆積します。
    ここへ火の粉が引火すると一気にタールが発火し、煙道火災となってしまいます。
    煙道火災を防ぐには、こまめな煙突掃除を行うことが重要です。
  • Q
    ガラスに使用する接着剤はどれですか?
  • A
    薪ストーブ用の耐熱ガラス用接着剤は取り扱いございません。

その他よくあるお問い合わせ

  • Q
    ロストル、バッフルなどの消耗部品の役割について。
  • A
    ロストルは燃焼して出た薪の灰を薪ストーブ炉内の底面に落とすための役割をします。
    直接底面に炉内の高熱が当たり底面の変形を防ぐ役割もあります。
    バッフルは火止め(中子)の役割をしていて、煙突に直接炎が流れないようにする部品です。
    バッフルに炎が当たると帆が回転して薪ストーブの熱量が高くなります。消耗しやすく、変形や破損したまま使用を続けると煙突内部まで火が届き煙突火災の原因になることもあります。
  • Q
    耐熱塗料が剥がれた場合の症状、対処方法について。
  • A
    塗装がはがれた際にそのまま使用を続けると、はがれた個所から錆びてくることも考えられます。
    耐熱塗料をスプレーし、乾いたのち屋外で再度「カラ焼き」をして塗装面を定着させます。
    ストーブ本体の耐熱温度は約300度ですが、ストーブ本体が真っ赤になるくらいに薪を燃やすと耐熱塗料が許容温度を超えて
    剥がれてしまう場合があります。
  • Q
    薪(燃料)のランニングコストは?
  • A
    薪(燃料)を購入したものを使用すると、高くつきます。
    コメリで販売している広葉樹薪は1束6kg程となります。1束600~800円の薪を1日4束使用した場合、1日の燃料費が2400円~3200円掛かる計算となります。
    (使用状況により、変動します。)
    薪ストーブユーザーの方は、ご自身で薪を集めたり、薪を購入される場合でも、まとめ買いなど工夫されています。
  • Q
    暖炉と薪ストーブ、ファンヒーターの違いは?
  • A
    暖炉と薪ストーブの大きな違いは構造です。
    暖炉は壁に埋め込まれており、扉は無いものが多いです。
    材質は石やレンガが多く、扉が無い為、炎のゆらぎ、火がバチバチと爆ぜる音など冬の雰囲気を愉しむことができます。

    薪ストーブの材質は鋳鉄製や鋼板製のものが多く、本体は四角の箱型が多く、炉内で薪を燃焼させます。
    炎のゆらぎを愉しむ為、正面扉が耐熱ガラス窓になっているタイプが多いのも特徴の一つです。
    薪ストーブの場合は、部屋の一角に設置する必要があります。
    暖炉よりも薪ストーブの方が暖かいとされています。
  • Q
    耐用年数はどのくらいですか?
  • A
    使用状況にもよりますが、丁寧に使用されている方は、本体10年以上使用できます。
    ただし、薪ストーブ炉内の部品(バッフルプレート、ロストル、側板、耐火レンガ、ガスケットロープ等)は消耗品となります。 2~3年に一度交換が必要になります。
  • Q
    不要になった薪ストーブはどのように処分すればいいですか?
  • A
    お住まいの地域の自治体のルールに従って廃棄してください。
  • Q
    注意すべき法令等ありますか?
  • A
    ストーブ関連法令は、建築基準法第115条、建設省告示第1404号、国土交通省告示第225号、国土交通省告示第1168号、火災予防条例(各市町村)となります。
  • Q
    薪ストーブの温度計はどこに設置すればいいですか?
  • A
    基本的には天板の上に温度計を置き温度管理して下さい。

※このページのQ&Aはホンマ製作所ホームページより抜粋しております。