名前 | キャベツ | 日当たり | 日なた |
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分類 | アブラナ科アブラナ属 | 土壌酸度 | 弱酸性~中性 |
発芽適温 | 15~30℃ | 輪作年限 | 2~3年 |
生育適温 | 15~20℃ | 植付間隔 | 株間35~40cm |
アブラナ科アブラナ属の1~2年草で、地中海地方原産で古くから野菜として栽培されています。通常の結球性のものとチリメン系(サボイ系)と紫系などがあります。ビタミン類が豊富で生食の他、煮たり・炒めたり、漬けたりと様々な料理に活用されます。
春に種をまいて夏から秋にかけて収穫する『春まきキャベツ』、夏に種をまいて秋から冬にかけて収穫する『夏まきキャベツ』、秋に種をまいて翌春に収穫する『秋まきキャベツ』の3種類があります。品種によって種類が異なるので、必ず種まきの時期に合う品種を選ぶようにしましょう。
秋まきの場合は低温が続くことで、花芽ができ、とう立ちを起こします。とう立ちにより結球が止まり品質が落ちるので、早まきは避け、なるべく秋まき品種を選ぶようにします。
湿度が高いと根腐れを起こしやすくなるので、水はけのよい土壌で栽培するようにしましょう。
連結ポットに種まき培土を入れ、土を湿らせてから1ヶ所にタネを3~5粒まき、覆土はタネがかくれる程度薄くし、覆土後はたっぷりと水やりを行います。本葉が2~3枚になったら1本に間引きを行います。高温期では、風通しの良いところでの育苗を心がけ、昇温対策に努めます。
春まきでは保温・加温対策が必要ですが、夏まきだと日差しを和らげる為に寒冷紗などで覆う必要があります。
植え付けの2週間前位に堆肥と石灰、化成肥料を散布し、よく混ぜておきます。混ぜるときには鍬や耕運機を使います。
土質に対する適応性は広く、酸性土でも生育しますが、根こぶ病が発生しやすくなりますので、植えつけ時は必ず石灰で中和しましょう。
本葉が6枚前後になったら、株間35~40cm、条間45~50cmに植え付けます。植え付けの後、たっぷりと灌水を行ってください。必要ならば粒剤の殺虫剤をまきます。
定植後、害虫から守るために防虫ネットや不織布でトンネルをかけたり、べた掛けをするとよいでしょう。キャベツは害虫が多く、シンクイムシなどを始め様々な虫がつきます。見つけ次第捕殺します。
隣の苗の葉が触れ合うようになった頃、株の間に化成肥料を散布し軽く土寄せをします。
結球が始まったら畝の両側に2回目の追肥を行い土寄せをします。
球が大きくなり、上から押して固くなっていたら収穫の適期です。株を斜めにして包丁で切って収穫します。早生系のものは、特に裂球しやすいので早めに収穫してください。