名前 | ハクサイ | 日当たり | 日なた |
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分類 | アブラナ科アブラナ属 | 土壌酸度 | 弱酸性~中性 |
発芽適温 | 20~25℃ | 輪作年限 | 2~3年 |
生育適温 | 15~20℃ | 植付間隔 | 株間約40cm |
アブラナ科アブラナ属の1~2年草で、原産地は中国北部とされています。葉が重なり合って玉状になる結球種と結球しない非結球種があり、結球種が一般的となっています。結球の中が黄色い品種など様々な品種があり、漬物を始め様々な料理に活用されています。
栽培しやすいのは秋まき栽培で、タネまきから収穫まで60日から100日程度で収穫になります。春まき栽培の場合は、低温が原因で抽苔する危険がありますので、本葉が10枚前後になるまでトンネルなどの被覆資材を使用し、15℃以下の低温にあわせないようにしてください。
ある程度耐暑・耐寒性はありますが、株の生育にはできれば温暖な気候がよく、高温多湿では病気の発生が多くなります。
白い葉柄の部分にゴマのような黒い斑点が出る時がありますが、窒素過多が原因の整理障害です。無害ですが窒素分の過剰には注意してください。
連結ポットに種まき培土を入れ、土を湿らせてから1ヶ所にタネを3~5粒まきます。覆土はタネがかくれる程度薄くし、軽く上から押さえます。
本葉が2~3枚になったら2本に間引きを行います。
高温期では、風通しの良いところでの育苗を心がけ、昇温対策に努めてください。
直播栽培も可能なので、9月上旬頃に株間45cm間隔で1ヶ所に5粒程度タネをまき、本葉が6枚程度までに1本に間引きを行う。晩生品種は大球になるので株間を55~60cmに広げる。
植え付けの2週間前位に堆肥と石灰、化成肥料を散布し、よく混ぜておきます。混ぜるときには鍬や耕運機を使います。
土質に対する適応性は広く、酸性土でも生育しますが、根こぶ病が発生しやすくなりますので、植えつけ時は必ず石灰で中和しましょう。一度根こぶ病が発生した地域では、殺菌剤を散布してから栽培するとよいでしょう。
現在では根こぶ病抵抗性品種(CR)が発売されていますので、抵抗性品種を作付し、同時に基肥に散布する石灰は石灰窒素を使用するのも一つの方法です。
タネまき後3週間後、本葉が4~5枚程度になったら、株間40cm、条間45~50cmに植え付けます。
定植後に農薬をまき、病害虫の防除に努めましょう。
植え付けの後、たっぷりと灌水を行い、根が活着したら1本に間引きを行います。
※定植の際は鉢の土が崩れないように行い、間引きの際にも残す株の根を痛めないように慎重に行いましょう。
定植後、害虫から守るために防虫ネットや不織布でトンネルをかけたり、寒さから守る為にべた掛けをするとよいでしょう。
間引き後、株の間に化成肥料を散布し、最初の散布から2週間おきに行います。肥料が株にかからないように注意しましょう。
同時に除草を兼ねた土寄せをします。定植後時間が経つにつれ、細い根が地表の近くに張るようになるので、追肥の最後の方は土寄せはしない方がよいでしょう。
収穫時期の判断は、タネまき後の日数と手で押して球頂部の締まり具合から判断します。早生品種は種まきから60日前後、晩生品種では100~120日前後で収穫が可能になります。 中晩生種で畑で越冬する場合は、霜害から白菜を守るために、外葉をまとめて球の上でひもで縛りましょう。
※貯蔵する場合は完全に結球するまで待つようにします。