名前 | ブロッコリー | 日当たり | 日なた |
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分類 | アブラナ科アブラナ属 | 土壌酸度 | 弱酸性~中性 |
発芽適温 | 20~25℃ | 輪作年限 | 2~3年 |
生育適温 | 15~20℃ | 植付間隔 | 株間35~40cm |
アブラナ科の1~2年草でキャベツの変種で、原産地は同じ地中海沿岸になります。
食用にする部分は、生長点の花蕾を利用しますが、頂花蕾のみ収穫するタイプと頂花蕾と後から伸びてくる側枝も収穫する併用型に分かれます。最近では、長く伸びた茎を収穫する「スティックタイプ」のものもあります。
酸性土でも生育しますが、根こぶ病が発生しやすくなりますで、発生地域では必ず石灰で中和し、殺菌剤を散布してから栽培を行うとよいでしょう。
夏まきでタネまきから収穫まで早生種で100日程度、中生種で120日程度必要とします。
比較的耐暑・耐寒性はありますが、株の生育には温暖な気候が望ましい。
連結ポットに種まき培土を入れ、土を湿らせてから1ヶ所にタネを3~5粒まき、覆土はタネがかくれる程度薄くし、覆土後はたっぷりと水やりを行います。本葉が2~3枚になったら1本に間引きを行います。高温期では、風通しの良いところでの育苗を心がけ、昇温対策に努めます。
春まきでは保温・加温対策が必要ですが、夏まきだと日差しを和らげる為に寒冷紗などで覆う必要があります。
植え付けの2週間前位に堆肥と石灰、化成肥料を散布し、よく混ぜておきます。混ぜるときには鍬や耕運機を使います。
土質に対する適応性は広く、酸性土でも生育しますが、根こぶ病が発生しやすくなりますので、植えつけ時は必ず石灰で中和しましょう。
本葉が5枚前後になったら、株間35~40cm、条間45~50cmに植え付けます。植え付けの後、たっぷりと灌水を行ってください。病気は多くないですが、生育期にヨトウムシなどの虫がつきやすいので殺虫剤をまきます。根が活着したら1本に間引きを行います。
定植後、害虫から守るために防虫ネットや不織布でトンネルをかけたり、べた掛けをするとよいでしょう。
隣の苗の葉が触れ合うようになった頃、株の間に化成肥料を散布し軽く土寄せをします。
さらに生長点に小さな蕾が見える頃、畝の両側に2回目の追肥を行い土寄せをします。
花蕾の大きさが直径で約12cm前後になった頃が収穫の適期です。側花蕾は余り大きくしないで収穫します。