世界のガーデニング -World Garden Tour-
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STAGE 3
U.S.A
(ハワイ)

〜 熱帯のガーデン 〜

世界地図
3.U.S.A - Hawaii - Tropical

世界のプライベートガーデンを見て見ましょう

世界の様々なガーデンテーマをもった庭をご紹介してゆきます。
たとえば、ハワイとカナダの庭はどう違うのでしょうか?また、なぜ撮った写真を見てフランスでなくギリシャだということが判るのでしょう?ガーデンスタイルを決める要素は一体何なのでしょうか? 
そういった疑問にこのシリーズが少しは答えてくれるといいのですが・・・
さあ、ご一緒に世界のユニークなガーデンを訪ねてみましょう。

1.オーストラリア
[亜熱帯]
(ゴールドコースト)
2.インドネシア
[彫像]
(バリ)
3.アメリカ
[熱帯]
(ハワイ)
4.アメリカ[砂漠]
(アリゾナ)
5.カナダ[北極光]
(バンクーバー)
6.南アフリカ[植民地]
(ケープタウン)
7.ニュージーランド
[冬のない北島]
(オークランド)
8.スペイン
[地中海式ガーデン]
(バルセロナ)
9.フランス [プロヴァンス]
(プロヴァンス)
10.ギリシャ [エーゲ海]
(アテネ)
11.スイス [高山]
(ロカルノ)
12.イギリス
[イングリッシュガーデン]
(ロンドン)
13.ブラジル [レインフォレスト]
(リオ・デ・ジャネイロ)
14.中国
[チャイニーズガーデン]
(北京)
15.日本
[日本の個人庭園]
(東京)

気候データ (クリックで拡大)
周辺地図
周辺地図
ハワイ
ハワイ
バリ
バリ

■歴史 -History-
ハワイは活火山の集まりです。
Mark Twain が「数々の海の中で最も美しい浮島たち」と言い表しています。

英国人はハワイを英国ではコンサバトリーや温室でしか育てることの出来ないエキゾチックな植物が自生する「トロピカルパラダイス」として想像しています。

地質学者は、ハワイが太平洋大陸プレートの地殻上部に横たわっていると判断しています。 大陸プレートの亀裂から地球表面に漏れ出した溶岩が「ホットスポット」としてハワイ群島を創り出したというのです。現在に至るまで「ホットスポット」はハワイ島で煙を上げており、溶岩は海へと流れて、ハワイに新しい島々を生み出しています。

ハワイ人にとって、この土地は精神と肉体を養い続けてくれる場所であり、何世紀にもわたって自然との調和は人々により実践されてきました。
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■イエローハイビスカス -The Yellow Hibiscus-
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"Pua Aloalo" というハワイで呼ばれる、ハワイ州の花です。

■自給自足の生活 -Self Sufficiency-
いわゆるエコロジカルでオーガニック、サステイナブルな暮らしには、農業者はずっと築いてきました。 
自然の恵みを平和的に用いて、ハワイのガーデナーたちは彼らの知識を使って家族達に食料を供給してきたのです。 

水源や天候、季節、土などにも波長を合わせます。 

コンポストやオーガニックな素材でのマルチングで土地を肥沃にし、例えば古い衣服や寝具なども自然素材の繊維としてリサイクル使用します。 

畝をつくり、穴を掘るときにはシンプルな木の道具を使い、連作障害をさけてローテーション栽培をします。 何世紀もの間、このほかのいろいろな方法を用いて自給自足を実践しています。
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■庭 -Gardens-
ハワイの庭を語るにはハワイの植物について語らねばなりません。
ハワイを訪れると例えば空港でさえ、植物の持つパワーを感じることが出来ます。 

空港の庭はとても美しくて、そこで時間を過ごすのは惜しくありません。 
いくつものホテルに素敵なトロピカルガーデンがありますし、美しいパブリックガーデンを訪れることも出来ます。などもたくさんあります。

一般的に言って、ハワイで美しい個人庭園を見つけるのは簡単ではありません。 
過去の世代の技術は失われてしまったのかもしれません。 

殆どの人は、自生している植物との見分けがつかないし、都市部では、絶滅寸前の種は殆ど見ることができません。畝をつくり、穴を掘るときにはシンプルな木の道具を使い、連作障害をさけてローテーション栽培をします。 
何世紀もの間、このほかのいろいろな方法を用いて自給自足を実践しています。
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■ハワイのトロピカルプランツ -Tropical Plants of Hawaii-
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ハワイのトロピカルプランツは強い印象を与えてくれますが、「ハワイの」と思っているたくさんの植物のうち、ハワイ自生のものはあまりありません。 

過去200年の間に、なんと4600もの植物がハワイ諸島に持ち込まれているのです。
アンスリウム、ラン、ヘリコニア、ジンジャーなどハワイのガーデンによく見られる植物のどれもが、自生ではありません。 

ティ、タロ、サツマイモ、ブレッドフルーツ、バナナなどはポリネシアから来たもので、やはり自生ではないのです。 木や石を彫って 神を象り、壁がん(聖像や花瓶などを置く壁のくぼみ)や植物の間に置いたりしているのがみられます。

ハワイ諸島の植物は3つのカテゴリーに分けることができます。

過去200年の間に、なんと4600もの植物がハワイ諸島に持ち込まれているのです。
アンスリウム、ラン、ヘリコニア、ジンジャーなどハワイのガーデンによく見られる植物のどれもが、自生ではありません。 

ティ、タロ、サツマイモ、ブレッドフルーツ、バナナなどはポリネシアから来たもので、やはり自生ではないのです。 木や石を彫って 神を象り、壁がん(聖像や花瓶などを置く壁のくぼみ)や植物の間に置いたりしているのがみられます。

自生の植物:Native plants
人間の手ではなく、海の波や風、鳥などによって運ばれてきて、その土地に根付いたものがその環境に順応するために固有の進化を遂げることがあります。 
ハワイでは自生というのは土着のもの、またはそうして固有の植物となったものをさします。

自進化を遂げて固有の植物となったもの:Endemic plants

変化を遂げて、新種としてカウントされるような植物で、ハワイでしか見ることが出来ません。それらは、ハワイ原産の植物ということになります。 
シルバースウォード、またはahinahinaと呼ばれるこの植物はカリフォルニア原産の植物が進化したもので、ハワイには1000を超えるこのような固有の植物があります。

土着の植物:Indigenous plants

変化することなく、そのままのかたちで繁茂し、広がった植物。 
ビーチモーニンググローリーまたはPohuehueと呼ばれるこの植物はハワイ以外でも見られます。つまり、同じ植物が太平洋のほかの島々でも育っている植物ですね。

■植物 -Plants-
植物たちは、アートワークやウォーターフィーチャーを引き立てる大切な要素です。 
植物という、自然の作り出した美の要素はバリのガーデンを特徴づけています。 
垂直や水平に伸びる構造的でドラマチックな姿の植物、例えばヤシや竹、シダ観葉植物に加え、アロエなどの多肉植物などがそれにあたります。
ウィクストロメリア・
ウバウルシ
(アキア)
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Wikstroemia uva-ursi
(Akia)
ぺールグリーンでざらっとした質感のの長楕円形の葉を茎に対角線状に密に茂らせ、高さ1.2mほどになる潅木。
管状で黄色から緑がかった黄色の小さな花を葉腋につける。
1cmほどの楕円形の赤いジューシーな実をつける。
ハイビスカス・
コキオ
(コキオウラウラ)
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Hibiscus Kokio
Koki'o 'Ula'ula
潅木または低木でキャノピー状に3-4mになる。花はダークレッドからオレンジで黄色花は珍しい。
プリッチャーディア・
ベッカリアナ
(ロウル)
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Pritchardia Beccariana
(Loulu)
15-20mの高さになるシュロで、扇形で緑色の葉をつける。実は長さ2-3cm、直径2cmほどの球形から楕円形でなぜか変化に富んだ形をしている。
メトロシデロス・
ポリモルファ

(オヒアレウア)
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Metrosideros Polymorpha
(Ohi'a Lehua)
形状や毛髪状花、葉のサイズ、形などが変化に富んだ種類がたくさんある。 這い性のものから地立つ性のもの、シュラブ状に広がるものや25mもの高さでキャノピー状に5-15mに広がるものまである。 葉はスムーズで密につき、裏側はウールのような手触りである。 リコと呼ばれる新梢は赤く、花も大抵は赤である。

豆知識 General Infomation
写真 The Hawaiian Tropical Botanic Garden
ハワイアン熱帯植物ガーデンは是非訪ねてみたい場所のひとつ。 
オーナーが8年がかりで作ったもの。

http://www.htbg.com/tour/index.html
How to plant a genuine Hawaiian Garden
もしハワイアンガーデンを作ってみたいと思われる方はこちらをチェック。

http://www.state.hi.us/health/oeqc/garden/index.html

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