2×4材で作るベンチ

作業時間:2.5時間

作業人数:2人


木材を使って何かを作る。
最初に思い浮かべるのが「ベンチ」だということは意外に多いのではないでしょうか。
そんな日曜大工の代表例でもあるベンチを2×4材だけで作りましょう。長さ1200mmの2人用です。


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1.ベンチを作る際に、必要な材料と道具

2.ベンチの木取図(単位:mm)

木材はこのようにカットして下さい。
なお、ここでは長さ約1820mmの2×4材のみ使用することを前提にしています。
ムダな端材が出ないよう、他の長さのものを使用することも可能です。

3.ベンチの完成図(単位:mm)

2の木取図をこのように組み立てます。

4.ベンチの作り方とコツ

カットにも一工夫

カットの一例

材料を全てカットします。今回は1820mmの2×4材のみ使用していますので、木の取り方により端材が出ます。2×4材は他にも長さがいろいろありますので、合理的なカット方法を考えてみるのもいいですね。


1箱500本入り

電動工具を使った木工作に便利なのは「コーススレッドビス」。汎用性があって価格も安いので、このように箱でまとめ買いしておくと良いでしょう。


今回は長めの65mmサイズを使用します。穴を開ける位置に下穴を開けておくと「割れ」を防ぐことができます。

台座の組み立て

均等に間を空けて

座面を支える台枠を組み立てます。正確にカッティングした(C)と(D)を使い、まずは「ロ」の字形に外枠を固定します。


ハシゴ状になります

次に内側に支柱を入れます。この時、ただ適当に入れるのではなく枠の内側の長さを測って、どの位置にいれたら均一がとれるかを考えましょう。


逆さまにして作業すると
やりやすいですよ

まず2×4材の幅の中心に印を付けます。次に、4本の2×4材に付けられた印どうしの間隔をすべて均一に組みます。あとはビスで固定してできあがり。上手に整った形ができます。



例)支柱取り付け間隔 (単位:mm)


背面と足の取り付け

ぐらつかないように
しっかりと留めます

前側の脚を取り付けます。安定性を高めるためにもビスを真っ直ぐ打ち込みましょう。もちろん、脚を垂直に取り付けるのは言うまでもありません


今回は約30mmの間隔を
とりました

背もたれ部分にもつながる後側の脚を取り付けます。ベンチを起こした状態で取り付けていきます。だんだんそれらしい形になってきました。



座面の組み立ては等間隔に並べていくことが必要。間を何センチ空けたら良いかを計算し、このように端材を挟んで並べていきましょう。ビスを打ち込んでいる間にズレないように注意します。


片方を背中にあわせて
ナナメにしています

最後に背もたれ部分を取り付けます。あらかじめどの位置に取り付けるか印を付けておきます。木の表面を見て、滑らかな面を見せるようにすることもお忘れなく。


完成!

完成!2×4材だけで作ったベンチが出来上がりました。直線基調でベーシックなデザインだから、どこにおいてもサマになりますね。皆さんもいろいろ工夫して下さい。