メタボを知ろう!

1.メタボとは?

メタボリックシンドローム(通称メタボ)とは、過食や運動不足により内蔵脂肪が蓄積されると、生活習慣病の代表ともいえる「高血圧」「糖尿病」「高脂血症」「肥満症」など、いくつも併発しやすくなる症状のことです。
健康な人に比べ、心臓病の発症リスクが最大30倍以上の確率と言われています。近年では“メタボ”が身近な話題になり、軽く見られがちですが、非常に危険な状態です。日頃の健康管理を心がけることが大事です。 


2.メタボの危険性
(動脈硬化、脳卒中、狭心症、心筋梗塞)

メタボの症状を放置しておくと、動脈硬化を急速に進行させ、脳卒中・脳梗塞・狭心症・心筋梗塞などを起こす危険性が高くなります。一番怖いのが、痛みや自覚症状がないため、症状があらわれた時には病気が進行して、取り返しのつかない事になってしまう点です。

動脈硬化 血管(動脈)にコレステロールなどが硬く固まって、血管の壁が厚くなり、血液の流れが悪くなること。
脳卒中 脳の血管が破れたり(脳出血)、詰まったり(脳梗塞)して、手足のしびれ、意識障害などの症状が出る状態。身体の麻痺や言語障害などの後遺症を起こす場合が多い。
狭心症 冠状動脈が硬化・痙攣(けいれん)などによって、血管が狭くなり、心筋の酸素供給が不足するために起こる。心臓部に締めつけられるような痛みが起きたり、胸部圧迫の症状がある。
心筋梗塞 冠状動脈の硬化などによって、血管が狭くなり、心筋の酸素供給が止まり、心筋が死んでしまう。激しい痛みによりショック状態が起きる。

3.メタボ=内蔵脂肪型肥満と
女性に多い皮下脂肪型肥満とは?

肥満タイプは、体のどこの部分に脂肪が蓄積されるかによって、「内蔵脂肪型肥満」と「皮下脂肪型肥満」の2つに大きく分かれます。

内蔵脂肪型肥満(りんご型)
下半身よりも内蔵まわりに脂肪が蓄積されるタイプ。男性に多く見られる。また、脂肪がたまりやすく、減りやすいのが特徴。
皮下脂肪型肥満(洋なし型)
上半身よりも太もも・腰まわりに脂肪が蓄積されるタイプ。女性に多く見られる。また、脂肪がたまりにくく、減りにくいのが特徴。

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