ガーデナーにとってクリスマスの飾りといったら、やっぱりクリスマスリース。お金をかけなくても、身近な素材でじゅうぶんリース作りを楽しむ方法をご紹介します。
アケビのつる
アケビの葉は5枚の小さな葉からできています。3枚のものはミツバアケビと呼ばれる別種。つるはアケビのほか葛やフジ、キーウィーなどでもOKです。
コニファー類
クリスマスカラーの緑を演出するのは、常緑のコニファー。葉がきれいな先端部分を選びます。
松ボックリなどの実
クリスマスリースには欠かせないアイテム。ナチュラルカラーでも色を塗っても楽しめます。
赤色の実
クリスマスカラーの赤を担当する部分。バラの実やナナカマドもいいですが、今回は赤トウガラシを使います。
そのほか
・園芸用はさみ
・ペイントスプレー(銀色)
・麻ひも
メモ
気をつけたいこと
自然素材は山や公園などから拾ってくることで手に入れられますが、これらの場所は個人の敷地や公共の所有物である場合がほとんどです。無断での立ち入りや採集は慎むようにしてください。なおクリスマスのシーズンには、コメリ店頭でも松ボックリをオーナメントとして販売しています。
アケビのつるから葉を取ります。直径30cmのリースを作るためには3mほどの長さが必要です。汚れている場合は作る前に水洗いしておきます。
外周のサイズを決めます。1本の長いつるが手に入らなくても、何本か合わせることでリースにできます。
1本巻き終わったら輪が外れないように麻ひもで結んでおきます。
つる同士を交互に重ね、すき間をくぐらせるようにリースを形作ります。厚みにも気をつけましょう。
思い通りの外径・厚みになったら、巻くのをストップ。
先端の部分は飛び出やすいので、つるの中に隠すように入れ込みます。
つるを編んだベースの部分はこれで完成です。
コニファーやマツボックリを仮置きしてレイアウトを確認。美しいリースを作るにはバランスの良いレイアウトを考えることが大事です。
園芸用のはさみでコニファーをカットします。葉色のきれいな部分を使うようにしましょう。
麻ひもでコニファーをベースに結わえていきます。正面から見た時に麻ひもが見えないようにコニファーの葉で隠すのがコツです。
大枝だけでなく、こうした葉の部分も差し込んで全体を整え接着剤でとめていきます。
小さな松ボックリは銀色にペイントしてクリスマスの雰囲気を盛り上げましょう。
立体物の松ボックリは取れやすく不安定なので接着剤をたっぷり付けて固定します。
自然素材を使ったクリスマスリースの完成。身近で手に入る材料とグルーガンで、こんなにきれいなリースができあがります。
ヘデラで編んだリース
ヘデラの葉を取った太いつるに、葉のついた細いつるをバランスよく巻き付けます。葉のついたリースは乾燥に弱いので戸外に飾ると長持ちします。
材料:ヘデラ
ドライフラワーを使ったリース
パープルのドライフラワーを使い、ひと回り小さなクリスマスリースに仕上げました。
材料:ドライフラワー、アケビのつる、松の実、バラの実