ビニールハウス特集
ハウスフィルム(切売)
ハウスフィルム(切売)
注意事項
農ビ
メリット
- ・保温性が高い
- ・バンドなどのこすれに強い
- ・柔軟性が高い
デメリット
- ・重い(農POに比べて)
- ・べたつきがある
- ・破れが広がりやすい
農ビの中でも透明フィルムは光線透過がよく、温度上昇が早い特徴を持つフィルムです。梨地フィルムは表面にエンボス処理を施し、光線透過を調整する特徴を持つフィルムで、保温力を持ちつつ、ハウス内の急激な温度上昇を防ぎます。
農PO
メリット
- ・軽量で作業性が高い
- ・べたつきがない
- ・破れが広がりにくい
デメリット
- ・擦れに弱い
- ・保温性・初期透明度・光透過でやや劣る
農POフィルムに関する注意点
農POフィルムには表と裏があります。製品に印刷された文字が、ハウスの外側から正しく読めるように展張して下さい。
フィルム展張の際にタルミが出来ないようにして下さい。小じわのよらぬように強めにピンと張って下さい。
農POと農ビを妻面等で密着させて、使用することはしないで下さい。
高機能タイプ
ハウスフィルムの中には特殊な素材や構造で、各種機能が追加されているタイプの物もあります。ビニールハウスの性能にお困りの方はぜひご検討ください。
バツグン5UV(厚み0.15㎜)
優れた耐久性を持ちながら、作業の省力化が期待できる、紫外線カットの農POフィルムです。防滴性、防霧性、保温性、透明性、強度など5層構造の特長を最大限に活かし、各性能のバランスが良いフィルムとなります。
ダイヤスターUV(厚み0.15㎜)
紫外線カットの性能をプラスした農POフィルムです。スッキリとした透明感のあるフィルムで新素材の『メタロセン系プラストマー』がしなやかな強さを実現し、独自の塗布技術で無滴効果が持続します。
カゲナシ5 散乱光タイプ(厚み0.15㎜)
散乱光を増やして、ハウスの中に入る光をソフトな光線にする農POフィルムです。散乱光を増やすことで作物の日焼けや目焼けを防ぐだけでなく、作物の下側にも光が当たり、色付きを均一にする効果が期待できます。
美サンランダイヤスター
散乱光タイプ(厚み0.15㎜)
ハウスの中に入る光を適度な散乱光にする農POフィルムです。午前中の急激な温度変化を和らげ、葉焼けの防止、作物の品質向上が期待できます。作物体同士や葉と葉の間、ハウスパイプの影などが薄くなることで、光合成量の増加が期待できます。
白白コート(厚み0.15㎜)
遮光率99.9%の農POフィルムです。防滴コーティング済みなので、防滴性・防霧性が長期間に渡り持続します。遮熱性にも優れるのでハウス内が快適です。
ハクリョク(厚み0.15㎜)
遮熱・遮光により、農業用格納庫・車両車庫・作業小屋などに適した両面使用(白・緑)の農POフィルムです。ほぼ100%遮光するので、ハウスの中は真っ暗です。
コーティング5+1
内張り・カーテンタイプ(厚み0.075㎜)
防滴剤がコーティングされている為、作物への水滴落下を防ぐ効果が期待できます。厚みは0.075㎜と薄く、ハウス内張りやカーテンに最適です。
防塵農ビ(厚み0.15㎜)
片面にアクリル樹脂をコーティングした農ビです。ほこりがつきにくく、2~3年の長期張りも一部可能です。紫外線吸収剤入りのものがあり、着色を必要とする作物には注意して下さい。
ハウスフィルムについて
一般農ビ・農PO比較表
一般農ビと農POはどちらも特長があるので、目的に合わせて使い分けるようにしましょう。
一般農ビ | 農PO | |
保湿性 | ○ | △~○ |
透明性 | ○ | △~○ |
防塵性 | × | ○ |
軽さ | × | ○ |
べたつき | × | ○ |
耐寒性 | × | ○ |
耐風性 | × | ○ |
耐摩擦性 | ○ | × |
伸張性 | 大 | 小 |
廃棄処理性 | × | ○ |
「片テハ、両テハ」について
片テハは「片側テープハトメ」、両テハは「両側テープハトメ」を略したものです。ハトメ(穴)がビニールの片側のみにあるのが「片テハ」、両側にあるのが「両テハ」です。ハトメ(穴)はハウスバンドなどのテープを通し、ビニールをパイプに固定する補助的な役割として使用します。片テハは主に側ビニールとして使用します。両テハは主に屋根ビニールとして使用しますが、一般的にはハトメの付いていないものが使われます。お客様がご希望する方を発注してください。