竹垣などの垣根を作る際に用いる基本的な結び方です。
ひもは「シュロ縄」を水で湿らせて使うと作業性が良くきつく締まります。
メモ
長所 ・きっちり結ぶと、美しく見える
短所 ・ある程度の熟練が必要
竹垣を例にやってみましょう。
(図のようにロープの両端をA・Bとします)
図のように十字の部分にロープを下から上に通します。
十字の部分を斜めに回して、Aの内側を通すようにBを上に出します。
そのままBを縦の竹の裏から左に持ってきて・・・。
A、Bの両端を図の方向にしっかりと引っ張ります。
図のように、十字の部分でA、Bを交差させます。
※交差させる時、A、Bの上下に注意!
交差してる部分を指で押さえて、AをBにかぶせるように上に持ってきます。
AでBを絡めて、図のようにAの根元の部分の下をくぐらせます。
手順7の部分も含めて交差している部分を指で押さえます。
BをAの下を通して上に持ってきます。
そのままBを図のようにAの輪に通します。
交差している部分をしっかりと押さえて、Bを強く引っ張ります。
Bを強く引っ張って交差部分をしっかりと締めたら、
交差部分を指で押さえてAを引っ張ります。
これで、いぼ結びの完成です。
反対側から見ると、こうなっています。
交差部分を指で押さえてAを引っ張ります。
竹垣などを十字に結んだ垣根の事を「四つ目垣」といいます。
いぼ結びはこの四つ目垣にはなくてはならないものです。
難易度が高い結び方ですが、ぜひ挑戦してみて下さい。