ポールのガイシをつける位置、埋める位置にそれぞれ油性ペンなどで印をつけます。
フックの羽の部分を指で締めながら、FRPポールの上から入れてください。
ガイシの波型部分を支柱の曲線に合わせ、蝶ナットを締め付けてください。
柵線の負荷がかかる場所やコーナーにはポールに添え木などを追加して、必ず補強をしてください。
柵線の負荷がかかる場所やコーナーにはポールに添え木などを追加して、必ず補強をしてください。
見通しをつけながら、間隔が一定になるように、なるべく直線状に打ち込んでください。
出入口の目安をつけて、張り始めます。1段づつ張ります。このフックガイシにヨリ線を巻き周囲を囲み、最後に張り具合を調整します。
結び初めのヨリ線は、2重に結び目を作るとほどけにくくなります。
内側の溝に一回転させ、切れ込みに引掛けて、外側の溝から出します。ヨリ線は「たるみ」のないように水平に張ってください。
ゲートグリップのグリップ部を持って、フック部をガイシに引っ掛けてください。ゲートグリップは最後にヨリ線の長さを調整し、たるみが無いように取り付けます。
人や車の出入りにはゲートグリップのグリップ部を持ってフックを外して出入りします。
接続線はヨリ線を使用してください。
接続線は一度ヨリ線と結ぶとほどけにくくなります。巻きつけた接続線の先端はビニールテープ等で留めておきます。
正常な通電の為、以下の点を踏まえて設置しましょう。
・100mごとに設置
・出入口の両脇に設置
・本体の近くに設置
・狭くても3か所は設置
付属の高圧線で出力端子とヨリ線をつないでください。アース棒は地面に隠れるくらい打ち込みます。アースが不完全ですと、撃退効果が発揮されません。
アース棒は湿った地中に深く埋め、なるべく棒の間隔を広く取ってください。アースがしっかりされているかで効果は大きく変わります。
電気柵本体から約100m以上離れた場所で、2、3か所で通電チェックをしてください。エリアチェッカーは、まずAの金属棒(アース棒)を先に地中に差し、Bのフックをヨリ線にかけ、通電を確認します。
支柱・本体はしっかり固定する
支柱の転倒や本体の落下で、破損や故障の原因となります。
高圧線コード・接続線はしっかり結ぶ
窪みのある土地では隙間を埋めるように設置
部分的に段数を増やして隙間を埋めてしまう
傾斜地での設置は斜面から約2m程離して設置
傾斜地の斜面近くの設置は、斜面を利用して飛び越えて侵入されてしまいます。斜面から約2m離しての設置が飛び越えによる侵入防止に効果的です。
道路の端からは50㎝以上離して設置
ヨリ線と土中に流れている電流をイノシシの体に流す時に、通電材である土にイノシシの足を載せ、ヨリ線に触らせる必要があります。土に1歩踏み出すために50㎝以上の余裕が必要になります。 これらの条件でヨリ線と土中からの電流はイノシシの体に流れます。
防草シートは敷地の内側よりに敷く
イノシシが防草シートに触れ、通電効果が薄れる事を防ぎます。
検電器を使用して通電チェック(電圧4000v以上)を行い、柵線の切断や漏電が無いか見回りを行い、草刈りなどの電柵周りのメンテナンスを行います。
柵線が緩んで地面に触れてしまっている。
周辺の草焼きなどが柵線に触れている。
番線などの金属物が柵線に接触している。
周辺のガードレールが作戦に接触している。
ワイヤーメッシュの金属部分が柵線に接触している。
鋼管ポールに柵線に接触している。(特にコーナー部分)
柵線が古くなり劣化、ステンレス線が断線し、放電している。
柵線同士のつなぎ部分が不完全で放電している。
通電しない電気柵を放置すると、触れても感電しないため、警戒しなくなり効果が薄れてしまいます。また収穫後も田畑には餌があります。栽培時期以外も通電を継続するか、柵線を撤去しましょう。
電気柵による感電事故防止のため、法令により以下の項目が定められています。
・人が容易に立ち入ることができる場所に電気柵を設置する場合、見やすい場所に適当な間隔で危険表示板を設置する必要があります。
・家庭用コンセントなど30ボルト以上の電源から電気を供給する場合、漏電遮断器(高速型)を設置する必要があります。
安全に使用するため、以下の項目も遵守してください。
・取扱説明書を熟読し、使用方法をよく理解してから設置・使用する。
・電柵器の分解・改造は絶対に行わない。
・定期的に点検・整備を実施する。