レンガを使ったガーデンプロジェクト

How to...ハウトゥー:デザイン・プランニング

Design and Planning デザインとプランニング

レンガで作業するのはとてもやりがいがあります。長年にわたって使用するものを生み出すことは精神的にも肉体的にも大きな喜びを与えてくれるからです。プロジェクトを成功させるためにはきちんと計画を立てることが必要です。そのコツは、出来るだけレンガをカットしないで済む様なデザインにすること。シンプルなデザインで、それに合うようなレンガを選びましょう。

Design Considerations デザイン考察
画像 Make a plan: まずはプランから

作ろうとするプロジェクトが大きくても小さくても、正確な施工計画が必要です。そうすることで家や庭のスタイルに合ったプロジェクトが計画でき、実際に作業するときにも役立ちます。
画像 Safety first: 安全第一で

良い施工とは、安全な施工をするということです。 でこぼこした園路や階段はとても危険です。また、基礎をきちんとしていないウォール(壁)は後で崩れる原因となります。作ろうとするプロジェクトが安全なものかどうか、様々な見地から検討しましょう。

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この写真では、基礎工事をきちんとしていなかったためにレンガが浮き上がってしまっています。
The Foundation: 基礎

基礎が間違っていると、プロジェクトは成功しません。仕上がったばかりのときはいいように見えても、時間が経つにつれて違いが出てきます。基礎工事の手を抜かないことはとても大切です。園路やパティオを作るときは、施工面が平らであること、降雨の場合に、側溝などに水がうまく流れるようにすることなどに気を配りましょう。プロジェクトをプランするときと同じように基礎もプランします。深さなども必要に応じて決めます。土と同じレベルの園路を作りたいのなら、園路の部分の土を、レンガの厚み分だけ掘削する必要があるでしょう。

画像 Buy the right materials for the job: プロジェクトに適した材料を購入する

レンガには実に様々な色やテクスチャー(きめ、触感)があります。家やエクステリアに合うレンガを選びましょう。出来るだけ良質なものを選ぶことです。インテリア用の材料などは、購入した時はきれいでも、外で風雨にさらされるとじきに劣化します。寒冷地であればなおさらです。例えばオーストラリアの北部産のものなどは、寒い日本の冬で、ヒビが入ることがあるのです。

画像 Buy the right tools for the job: 適した道具を購入する

プロジェクトが決まれば、施工に何が必要かわかってきますね。正しい道具を使うことによってきれいな仕上がりになるだけでなく、作業を効率よく進めることも出来ます。


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