Stuartのガーデン写真撮影時のテクニック

構成 - アングルを変えてみる

写真を撮るときいつも考えるのは、人に見せるときに一番良く見えるように、ということ。 庭の中のどこが一番魅力的か、またオリジナリティーのあるのはどこか、そしてどの位置に立って写真を撮るのが一番いいかなどを考慮するということですね。 それを見極めたら次はアングルです。一番いいのは撮るものと同じ高さで、というやり方です。たとえば花を撮るとしたらしゃがんで花の高さまでカメラを下げてみる。逆に樹木なら少し離れて・・・など。 写真にインパクトを与えるためには意外なアングルから撮ってみるというのも一案です。撮るものの下から、高いところから、または右や左へ寄って、というふうに。


ガーデンの例 1

カメラの位置を下げる この3枚の写真は英国の友人の庭で撮ったものです。トピアリーの下にあるアンティークのテラコッタの鉢がすばらしかったからです。

同じものを違うアングルから撮った3枚の写真を
見比べて見てください。
写真   写真
写真  
上2枚は通常良く撮る、立った位置からのものです。


インパクトを与えるために撮った3枚目の写真です。
テラコッタをさらに下から見上げるように撮ったものです。


ガーデンの例 2

高い位置から撮る 誰かの庭を訪ねるとき、いつも思うのは「できるだけ高い位置から庭を見下ろすような写真をとりたい。」ということです。 できれば2回の窓やバルコニーから、またはお向かいの家の2階(これはちょっと難しい)など。 よい写真がとれますよ。

この2枚の写真は私たちがデザインして出来た庭ですが、インパクトがあるでしょう。
写真
練馬区氷川台にあるマンションのコミュニティーガーデン。
マンションの3階の窓から撮影。
  写真
新宿区にある小笠原伯爵邸。敷地が大きいので、何枚かの写真をつなぎ合わてある。


ガーデンの例 3

いろいろなアングルから撮ってみる 最近施工の建売住宅(広島で、10棟分をブリティッシュスタイルにということでデザインしました)のガーデンエクステリア施工時のもの。私たちで駐車場とアプローチに施したモザイク施工ですが、いくつかのアングルから撮ったものを比べてみましょう。

写真
立った位置から撮ったもの
  写真
しゃがんだ位置から撮ったもの
写真
2階のバルコニーから撮ったもの
写真
これは更に低い位置から
  写真
真上からだと写真に奥行きがなくなる
レッスン内容
Introduction
はじめに
構 成
興味を引くメインのポイントを選ぶ
アングルを変えてみる
メインのものを写真の中央からすこしはずす
流れをつける
縦長、横長の写真
背景を考える
手前のオブジェを加えて写真を撮る
自然の光
光の方向
フラッシュを使うとき
スペシャルトピック
花のクローズアップ(接写)
カメラテクニック


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