Stuartのガーデン写真撮影時のテクニック

Introduction はじめに

12歳のときに、父のカメラを借りたそのときから、人生にとって写真を撮ることはいつのときも自分の一番好きな趣味でした。カメラは今ガーデンのデザインをするときでもとても大切なツール(道具)です。このシリーズで使用している写真はほとんどが私か Fumiko が撮影したものです。デザイナーとして、またコメリの審査員としていつも感じていることでしたが、このテクニックのヒントによって、ご自分の庭をより魅力的に見せる方法を見つける参考にしていただけたらと思っています。それというのも、実際に庭を訪ねて行けない人にとっては、その写真がすべてですから、印象は写真から受けるものとなり、審査の場合においてもその2枚の写真から判断せざるを得ないわけです。私としては、庭全体の様子がわかるものを1枚と、その中で一番気に入っている場所のクローズアップを見たいですね。ここで、ご紹介するいくつかのヒントを役立てていただけると嬉しいです。

庭の写真
庭の全体のデザインをみせる:

小さくても大きくても、できるだけ離れたところから、または2階の窓のような高いところから全体を写しましょう。たとえば、お隣の2階から、というのもひとつの案ですよね。

写真 写真


興味を引くものや、
奥行き間の出るものをそこに入れて撮る:

全体写真を魅力的に、またより広く見せるための工夫をします。たとえば写真の前部にローズブッシュや明るい花壇、また赤い花などを配置するとよいでしょう。

写真 写真


2枚目の写真で、庭の一番いいところを見せる:

どの部分が写真のどの位置に入るのかをよく見極めます。

写真
フォーカルポイントのオブジェなど目立つものを写真の真ん中に入れないよう気をつけます。
写真
バックグラウンド(背景)が手前のものを引き立てているかどうかも忘れずにチェック。フォーカルポイントになるものと同じ高さにあわせて写真を撮ってみるのも効果的です。
写真
オブジェが小さければひざまずくようにして撮るということですね。
 


これから、右のリストにあるようなより詳しいヒントを少しずつ紹介していきます。お楽しみに。
レッスン内容
Introduction
はじめに
構 成
興味を引くメインのポイントを選ぶ
アングルを変えてみる
メインのものを写真の中央からすこしはずす
流れをつける
縦長、横長の写真
背景を考える
手前のオブジェを加えて写真を撮る
自然の光
光の方向
フラッシュを使うとき
スペシャルトピック
花のクローズアップ(接写)
カメラテクニック


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