ガーデンデザインレッスン

■ Lesson 6 リラクゼーションのためのスペース
 - ガーデンファニチャー(家具類)

写真ガーデンをフルに楽しむためには、そこで時間を過ごしたいという方も多いはず。それはメンテナンスをする時間ではなく、そのメンテナンスの成果を眺めて楽しむ時間という意味です。ガーデンでリラックスしたいときに一番良いのは、買ったり、作ったりしたガーデンファニチャーを置くことでしょう。もちろんリラックスばかりはしていられませんから、他の機能も兼ね備えたものを選ぶといいですね。たとえば・・・

フォーカルポイントや、ガーデンアクセサリーとしても要素をもつもの
コンテナの花鉢などをディスプレイするためのステージとしても使えるもの


ファニチャーの材料
ファニチャーを選ぶとき、予算や値段を、自分のテイストよりも優先しがちですけれど、もしテイストを優先させることができれば、さまざまな材料のものが手に入ります。


・プラスチック

スペースに限りがある場合など、プラスチックも大変便利な素材です。椅子などは簡単に重ねて片付けて置けますよね。ただプラスチックは、直射日光の下で長い間放置しておくと劣化してしまいますから、やはり使うときだけ出すというのが長持ちさせる秘訣でしょう。
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プラスチック製のファニチャーは、安価で、軽量。移動や片付けも簡単にできるし、雨や汚れもふき取るだけできれいになるというメリットがあります。
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ガーデニングコンテスト作品


・木製

なかでも個人的なお勧めは「チーク材」のもの。他の樹種のものから比べると値段が高いのが玉にキズですが耐久性を考えると、余分にお金をだす価値はあります。メンテナンスもいらないし、長い眼で見ると逆に安いともいえます。
チーク材の詳細はこちら
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こんな木陰のあるところは木製のファニチャーを置くのにもってこいですね。芝の上なら大きさを心配せずに場所を変えたり、バランスをくずすことなく椅子の位置を広げたりできます。
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ガーデニングコンテスト作品


・アイアン(鉄)

アイアン(鉄)の素材も、長持ちします。素朴なタイプのものであれば比較的安く手に入れることも可能です。大抵の場合はキャストアイアンといって、鋳鉄(鋳型でつくったもの)ですが、ロ−トアイアン(鍛鉄・たたいてつくったもの)は、オリジナルな感じが欲しい人にとってはすばらしい風合いがあります。大抵は手造りですから、デザインや大きさなどで値段はまちまちです。
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ハンドメイドの、孔雀をかたどったロートアイアンのベンチに座って楽しむFumiko
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ガーデニングコンテスト作品


・ガーデンベンチ

ガーデンベンチのよいところは、庭のどこにでも置けて、気分次第で位置も変えられるところです。庭のフォーカルポイントとしても使えるほか、花鉢をおくプラットフォームとしても理想的ですね。
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ここでは実際にすわったり、花鉢を置くというよりも単にフォーカルポイントとしてビジターの注意を惹くためだけにベンチを使用しているようです。
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ガーデニングコンテスト作品


・テーブルチェアーのセット

家族と一緒の暮らしや、友人たちを楽しませたいのならこういったセット家具を一番に選ぶかもしれません。ただ、置く場所の広さをあらかじめ確認してから選ぶようにしましょう。直径120cmの丸テーブルのセットを安全に、動かすことも考えて置くためには、少なくとも約2倍の広さの平らな表面の場所が必要です。
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この素敵なセットは英国のデザイナー作のものをタイで作っているもので、チーク材とステンレススチールの素材です。スチール素材は英国でも人気が出てきているようです。
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ガーデニングコンテスト作品


・アーバー

ベンチの上部や周りがカバーされているタイプのものをアーバーと呼びます。これは庭の中でひと際目立つ存在となります。
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DIYのエキスパート用のアーバーで、組み立てキットになっているものです。
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ガーデニングコンテスト作品


・パラソル

庭で、ガーデンファニチャーを楽しむとなると、日ざしの問題が出てきますね。パラソルを使うと、一部ですが日陰を作ることができます。ただ、テーブルの周りのすべてのチェアを日陰にするというわけにはいかないものです。テーブルを買うときには、中央にパラソルをセットする穴が開いているものを選ぶことをお忘れなく。でないと、フリースタンディングタイプ(独立型)の高価なものを買わないといけなくなります。
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小さなコートヤードですが大きなパラソルは完璧にフィットしています。
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ガーデニングコンテスト作品


・パーゴラ

ファニチャーの上部にこのパーゴラがあれば、広い面積に半日陰の場所を提供してくれます。垂木の部分が低いほど、また使用する木材が幅広いほど日陰を作り易いといえます。
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パーゴラにつる性の植物を這わせれば日陰だけでなく、ガーデンがより立体的に美しく見えますね。
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ガーデニングコンテスト作品


・和風

ウッドデッキやパティオなどがある庭では、低いテーブルで植物を身近に置くことも楽しめます。
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英国の友人宅の庭。オーナーのイメージする和風庭園。
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ガーデニングコンテスト作品


・その他

今回はガーデンファニチャーのいろいろと、その使用法などについて述べていますが、広い庭であればガゼボを入れたり、子供たちの遊具をセットすることを考えてはいかがですか?
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こんなガゼボがあったら、庭で過ごす時間がもっと増えそうですね。
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ガーデニングコンテスト作品
レッスン内容
Introduction
はじめに
Lesson 1
境界 - 背景をつくる
Lesson 2
境界 - プライバシーを確保する
Lesson 3
園路 - 庭の中を通る道
Lesson 4
リラクゼーションのためのスペース - ウッドデッキ
Lesson 5
リラクゼーションのためのスペース - パティオ
Lesson 6
リラクゼーションのためのスペース - ガーデンファニチャー(家具類)
Lesson 7
ゾーニング - 植物によるデザイン
Lesson 8
ゾーニング - フォーカルポイントを設ける
Lesson 9
境界 - フロント・ゲート、エントランス
Lesson 10
園路 - 玄関アプローチ
Lesson 11
コンテナガーデニング
Lesson 12
庭の仕上げ


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