世界のガーデニング -World Garden Tour-
STAGE 12 STAGE 14

旗
STAGE 13
ブラジル
(リオ・デ・ジャネイロ)

〜 レインフォレスト 〜

世界地図
13.Brazil - Rio De Janeiro

世界のプライベートガーデンを見て見ましょう
世界の様々なガーデンテーマをもった庭をご紹介してゆきます。
たとえば、ハワイとカナダの庭はどう違うのでしょうか?また、なぜ撮った写真を見てフランスでなくギリシャだということが判るのでしょう?ガーデンスタイルを決める要素は一体何なのでしょうか? 
そういった疑問にこのシリーズが少しは答えてくれるといいのですが・・・
さあ、ご一緒に世界のユニークなガーデンを訪ねてみましょう。

1.オーストラリア   [亜熱帯]
(ゴールドコースト)
2.インドネシア   [彫像]
(バリ)
3.アメリカ   [熱帯]
(ハワイ)
4.アメリカ   [砂漠]
(アリゾナ)
5.カナダ   [北極光]
(バンクーバー)
6.南アフリカ   [植民地]
(ケープタウン)
7.ニュージーランド
[冬のない北島]
(オークランド)
8.スペイン
[地中海式ガーデン]
(バルセロナ)
9.フランス [プロヴァンス]
(プロヴァンス)
10.ギリシャ [エーゲ海]
(アテネ)
11.スイス [高山]
(ロカルノ)
12.イギリス
[イングリッシュガーデン]
(ロンドン)
13.ブラジル [レインフォレスト]
(リオ・デ・ジャネイロ)
14.中国
[チャイニーズガーデン]
(北京)
15.日本
[日本の個人庭園]
(東京)

気候データ (クリックで拡大)
周辺地図
周辺地図
リオ・デ・ジャネイロ
リオ・デ・ジャネイロ
東京
東京

■歴史 -History-
写真

写真
ブラジルは、1500年にペドロ・アルバレス・カブラルが訪れて以来、ポルトガル人によって植民地化されました。 半遊牧の原住民(インディアン)はヨーロッパ人がやってくる1万年も前からそのあたりに居住していたと言われますが、ポルトガル人の扱いによって、生き延びることが出来ませんでした。人種のるつぼであることと宗教によってその歴史は独自の文化と伝統を生み出しています。ポルトガル人が入植するとその奴隷達が世界中からやってきて住むようになりました。19世紀と20世紀の初頭になるとブラジルは500万を越えるヨーロッパ人やアラブ人、そして日本人などを魅了することとなります。


国の植物 - National Plant-
写真 イペー・アマレーロ(Tabebuia umbellate):イペー・アマレーロは、ノウゼンカズラ科タベブイア属の植物で、高さ3mくらいにもなります。 桜に似た黄色花を現地の8月中旬頃に咲かせますが、桜と同じで花の時期は短く、一週間もすると、花びらは散って公園や舗道を黄色く染めるそうです。イペーの花には数色ありますが、アマレーロはポルトガル語で黄色という意味で、黄色の花を咲かせます。イペーの木材はキャビネットや柱、車体、水力学などに利用されます。また紫イペーはタヒボ茶として、抗菌、抗ウイルス、腫瘍の抑制などに効果があるとされています。

ブラジリアン・ガーデン - Brazilian Gardens -
写真 ブラジルという国から、私達が連想するのはリオ・デ・ジャネイロや砂浜、シュガーローフ・マウンテンやカーニバルなどでしょうか。でもリオには20世紀のガーデンデザインに影響を与えた大きな雨林という素晴らしい庭があります。

Tijucaの森 - Tijuca Forest -
写真 Tijuca ナショナルパークは約8,000エイカー、周囲約60kmという広さで、ユーカリやジャカランダ、マナカ・レイントゥリーの宝庫です。森を車で走れば観葉植物が自生し、5mもの高さのコーンプランツや何エイカーものベゴニアなどを道路づたいに見ることが出来るでしょう。この森は古代からあるのではなく、もとはコーヒーのプランテーションだったものを1862年から市の森林再生プログラムとして取り組んだ結果です。


リオ・デ・ジャネイロ - Rio de Janeiro - Jardim Botanico -
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リオのボタニカルガーデン(植物園)は1808年の6月13日、Dom Joao VIによって設立された世界でもトップクラスのクオリティーです。140ヘクタールという美しいガーデンの中に、7000種類にも及ぶ植物が生育しています。入り口を入れば、始めにロイヤルパームの並木に出会うでしょう。 一般公開された1842年に植えられた、両側夫々134本のロイヤルパーム(ヤシ)は空にそびえたち、720mの長さにも及びます。

The Stone house, Parque Lage,は野生的で素晴らしく、ローマから来たもののように見えます。さらに上でそびえた立つのはTijuca Forestでも一番古い部分と、 Christ towersという彫像で知られるCorcovadoの切り立った崖面です。


ロベルト・バール・マークス - Roberto Burle Marx. -
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この1994年に85歳で亡くなったランドスケープの天才は、18世紀に英国庭園の伝統が生まれて以来最も優れた影響を与えたとされています。1965年アメリカはワシントンのアメリカン・建築家専門学校では彼をモダンガーデンを生み出したクリエイターとして選出しており、ケンタッキー植物園では1985年に「世界で最も優れた生けるランドスケープアーキテクト」だと絶賛しています。彼の庭はリズムとテクスチャー、イマジネーションで知られます。 彼が、堅苦しいヨーロッパのガーデンに自由さを持ち込んだことでしょう。カーネーションやバラ、グラジオラスを脱しでブロメリアやラン、グラス類などを用いました。ブラジル育ちではありましたがドイツで学んだときに、彼の母国の植物を再発見します。この19歳の学生のひらめきはBerlin-Dahlem Botanical Gardens にブラジルの植物セクションを設けさせることに なります。外国において、自国の植物の美しさとパワーに目覚めたわけです。


シチオ・バール・マークス - Sitio Burle Marx. -
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2年後にリオに戻った彼は、彼の自宅をトロピカルプラントのセンターとし、一般的なものから珍しい植物までを集めてゆきました。100エイカーの広さのSitioBurle Marx は市の中心街から少し外れたところに位置し、3,500を超える種が栽培されています。これらの価値あるコレクションは1985年に天然記念物として指定されました。

ブラジルの雨林は世界でも最大級です。熱帯雨林の破壊はよく耳にするとおり地球温暖化にも影響します。全体の17%は既に消失しており、専門化の話では2020年までには壊滅するだろうといわれています。



■植物 -Plants-
  ジャカランダ
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Jacaranda
熱帯アメリカに約50種類ほどあるノウゼンカズラ科・ジャカランダ属の常緑高木で高さは15〜20mにもなる。葉は対生で、その多くは2回羽状複葉で小葉がたくさんある。花はスミレ色または白、桃など。
マナカ・レイントゥリー
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Manaca rain tree
ナス科の潅木・低木。解熱作用などがある、ハーバル薬用植物。マナカはネイティブインディアンに実在した絶世の美女の名前。
ジャックフルーツ
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Jackfruit
クワ科の常緑高木で別名波羅密ともいう。太い幹から長さ80cm、幅30〜40cm、重さ30kgもある大きな実がとれ、食用になる。乾燥した材はマホガニー色で堅い。この木からとった染料で、タイのお坊さんの黄色い袈裟が染められているそうだ。


豆知識 General Infomation

●Maria-Brazil
ブラジルの文化についてのHP(米国)
http://www.maria-brazil.org/

●Take a Virtual Trip to Brazil
ブラジルを旅する人にはお勧めのHP
http://www.vivabrazil.com/


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